松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

て、訂正します…!

ボイルは島に住んでない!?吉田さんよりメイルがきて、私は腰が抜けた。またも、思い込み病を発症していたらしい。2回目読んで、どこらへんで思いこんだか、検討したいが、今回はリンさんのこともあって、かなり弱気に…

マーク・ボイル読了

この本はなかなかいい本だった。だからといって以前読んだものが、色あせたわけではない。無銭経済宣言は、今も私にとって示唆に富む、重要な本であるし、モロトフ・カクテルをガンディーと、は、待ち望んでいた一冊であった。日本人は、「非暴力服従」とい…

「ぼくはテクノロジーを使わずに生きることにした」

ボイルくんの新作を送っていただいた。すぐ読み始めたが、ずいぶん今までと雰囲気が変わった。彼はアイルランドに戻り、テクノロジーを使わない生活を始めていた。アイルランドというが、本島ではなく、南東のほうにある、小さな島に暮らしていたのだった。…

お願い

受精卵は、受精した瞬間から、一瞬も休まず、変化し続けます。止めることはできない。生きているということは、まさに動き続けるということ。私のような老人でも、体の中ではいくつも並行して、さまざまなことが進行している。成長の途中の子どもであれば、…

デビュー近し

「どうぶつくいしんぼうかるた」の原画展をやった時は、夫が入院とかで、結構前後が大変だった。その時、娘とまだ結婚前のけいちゃんが、手伝ってくれて、助かったのである。終わってからお礼に、原画をひとつずつ選んでもらって、進呈したのであった。 つく…

小説の出だし

小説家はみんな、最初の書き出しをどうするかで、かなり悩むと思う。それはやはり凄く大事だから。みんなそうかもしれないけど、私の場合、出だしの文章が、ビジュアルに目の奥に刻み込まれると、そのイメージは簡単に修正出来ない。「ベルリンに一人死す」…

こちらはSF

オーストリアのわくぱす反対デモに、基本的人権と自由を守るための警官、と言うバナーを掲げて、多数の警察官が合流する動画を見た。ブリスベーンのデモもすごい人数。ローマのデモは夜らしくて、手に手に白いライトを持った人々が、大量に集まって、とても…

リンさん2

実は私は、大昔、娘が赤ちゃんのころ、ごく短い間だったが、パリにいた事がある。記憶力が悪いから、あまり覚えてないんだけど。ベトナム人がたくさんいた、と思う。中華街のような、ベトナム料理のお店が集まった一角があった。今思うと、アジアの食材など…

リンさんの本読了

やっとの事で、この短い本を読み終えた。リンさんはベトナム人である。多分。そして太った男バルクさんはフランス人。舞台はフランスのどこかである。リンさんは難民保護施設で、通訳の人に訊ねて、こんにちは、と言うフランス語を知る。二人の分かり合える…

悲しすぎて

リンさんの本が、悲しすぎて、ちゃんと読めない。人間は素晴らしいものなのに、ものすごく、悲しい目にあわねばならないらしい。素晴らしい部分がある事が、悲しい事と結びつくのかもしれない。素晴らしければ素晴らしいほど、悲しみは深くなるものなのか。…

図書館はいいなぁ

今度はたまたま面白そうだと選んだ、「リンさんの小さな子」という本を読み出した。フィリップ・クローデルという、フランスの作家。アジア系のお爺さん、小さな孫と二人だけ生き残り、難民となる。赤ちゃんをしっかり抱いて、収容施設の外を散歩していて、…

「シェル・コレクター」読了や。

「シエル・コレクター」を読んだ、アンソニー・ドーアの最初の短編集。前から読んでみたいと思っていた本。20代の時の最初の本というが、とてもそんな感じはしない。とにかくこの人は、大変なストーリーテラーでどの話も面白い。ただ私としては、エピソード…

私もかなり絶望しとる、

目に見えない細菌は、たくさんいるわけだが、ウイルスというのはもっともっと小さい。細胞も持ってない。遺伝子情報だけを、薄いハンケチにくるんで、空中を飛んでくるもので、生物ですらない。医療関係者がするような、紐が顔に食い込むようなものは別にし…

絶望死

アメリカの薬物による死者が、年間で10万人を超えたと。前にオピオイドの事を少し書いたが、これは絶望による死である。少し前フィラデルフィアやその他の都市の、郊外の路上で、薬をやって、ふらふらになっている人たちが、たくさん群れている動画を見た。…

もう冬かな?

チェコやオーストリアなども、医療教育は基本的に無料らしい。アメリカなど、病気になると破産するほど高い国もあれば、高い保険料を払いながら、病気になっても家に放置される国もある。世の中本当にいろいろで、知らないだけ。教育と医療と住宅が高い上に…

図書館へGO

異様な渋さですが、知人にもらった羽織りです。これで今自転車で図書館とか行ってきた。家を出る時近所の奥さんに二度見されたけど、別になんてことないです。またいい本見つけたし、ジョージア短編集は取ってもらうように、お願いしたし、上々なり。悲しい…

気象関連

毎回恐ろしい話が出てくる世界の連載、森さやか氏の「いま、この惑星で起きていること」だが、ブラジルの旱魃が酷い。ブラジルは国内電力の三分の二を、水力発電で賄っているので、記録的な旱魃が深刻な電力危機に、繋がっている。コーヒー農園も木が枯れて…

えーーん

今年は植木屋さんが人手不足で、難航している。ソロの最後の一本が終わらなかった。今まで来てくれていたお兄さん二人が、急にやめてしまったらしい。深くはわからんが、昔気質の親方に不満もあったのか…しかしここで息子さんが登場した。まだ若いが身軽で、…

暗くなる、

このところ世界中で農産物の不作のニュース。いよいよかと恐ろしい。日本は言われるままに買わされて、国内農業をないがしろにして、自給率を下げ続けてきたので、輸入品が入ってこない、もしくはすごく高くなると、今でさえ満足な食事がとれない人もいるか…

今日もモンペや。

今日もモンペでした。モンペは自転車に乗れるから便利。昨日のモンペがあまりカッコよくないので、別のにしました。普段に着物を着ようと、モンペについて検討した時、人からもらったりもしましたが、自分で調べて、こういう形とリクエストして、仕立てても…

意地悪が多い今日この頃や、、

多くのみんなが優しくないのは、なんでだろう。完璧な自己犠牲的優しさというものは、難しいかもしれんが、別にそんなもんはいらない。ちょっとした、小さい優しさも、相手方から見ると、場合によってはとても貴重なものになる。またペレイラで、悪いんだけ…

モンペで次にかかる。

今日は久しぶりに着物を着た。もちろんモンペスタイルや。せっせと着ないと、着物がぼろけないからね。婆さんかその母さんのかわからんが、珍しく私好みのつむぎもんや。今日も植木屋さんが来てくれる。冬になってきて、ベランダの、私の彫り場所が(外、だか…

悲しいことや

郵便局に行ったら、イタリアにエアメールは出せないと言われた。家に帰って調べたら、だいぶ前から止まっていて、一度開通してまた止まっているようだ。海外に手紙が出せない日が来るとは、これまで考えた事もなかった。最近そう言う事多い。なんが哀れな世…

ぎっしり

木は最後のアフリカの黒いのが、一つ残すだけになった。随分たくさん彫ったなぁ。あと待ちに待った植木屋さんが、来てくれた。道沿いのソロはまだ落ち始めたばかりだから、うんと楽になる。去年より1ヶ月ほど早い。嬉しい。

くぼたさんの本

近所の本屋に注文していた本を、取りに行ってきた。クッツェーを訳している、詩人でもある、くぼたさんの本。パラパラと見ていたら、藤本和子の本に言及している。意外だったが、なるほど、似たところがある。私の好きなタイプの女性、一言で言えば、二人と…

中トロ丸

まだまだだけど、これも完全に持ち心地がいい。

腰が抜ける、

新しい「世界」を読んでいて、凄くショックをうけてしまった。ま、よくある事なんだけど。エリック・ホブズボームという歴史家の、伝記本を三宅芳夫氏が解説している。私はこの人の本は読んだこともなく、全く知らなかったのだが、なかなか凄い人である。ア…

「供述」について

ペレイラの「供述」という文体は、タブッキの発明だとばかり思っていたが、実は先例があったかもだ。たまたま読んだシチリアの短編の中に、フェデリーコ・デ・ロベルトという人の、作品が出てくる。この本に翻訳されているのは、「ロザリオ」という作品で、…

次は中トロ

次のはこれ。赤い木だけど白いところもあって、中トロな感じ。昨日指をちょっと切り出しで、突いてしまって血が出たが、幸いもう治った。ありがとう、私の修復システム!我が庭は落ち葉の真っ盛り。今シデコブシとキモクレンがすごくて、この後ソロと桜が続…

バスクの続き

スペインの歴史がややこしくて、私にはお手上げである。手短かにまとめるのも不可能だ。バスク語の禁止などの締め付けは、内戦の時バスクが、共和国政府側についたことへの、勝ったフランコ側からの報復な訳だ。元々はかなり自治権を持っていた。スペイン内…