松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「現代思想」2

線をどこに引くかはいろいろあるだろう。最近の新自由主義の世の中では、もっぱらお金を生み出さない、お金を食う一方であるなど、お金が線を決める傾向がある。線引きする人は、もちろん自分をダメな方には入れない。上野千鶴子氏の文章から。ケアに関わる…

「現代思想」から1

相模原の事件に関して、様々の立場で、いろんな人が書いている。今日は天気が良くなったので、少し紹介する。優生思想についてなど。優生思想というのはつまりは、人間に人間が、線引きすることである。こういう人は生きるに値しないと。ナチスドイツのT4作…

「アースダイバー」「現代思想」「世界」

中沢新一の「アースダイバー」は、続編の「大阪アースダイバー」ほど面白くなかった。残念、なんでだろう。大阪の方が埋まってるものが興味深いのかな。あと、文体の問題もあるかも。私の印象だけど、いいのか悪いのかわからんが、中沢さんは様々な文体で書…

今日のうさぎちゃん

うさぎの犬種はブリタニーと言うのですが、 この近所にあと二匹居ます。 一匹は最初に会ったピニン先輩で、 もう一匹はサブロー先輩です。 この二匹はすでにお友達でした。 二匹は体は真っ白なところと、真っ茶色なところが、 はっきり分かれていて、 手足が…

おとぎの国!

【RT200UP】 使い捨て文化はもうやめよう!スウェーデンで導入予定、まだ使えるものを修理すると税優遇が受けられる制度 karapaia.livedoor.biz/archives/52225…http://karapaia.livedoor.biz/archives/52225624.htmlカラパイヤさんついとより我が国のような…

六色限定

「いろは歌留多」を始めるに当たって、色数は少なく落ち着いた色に、ビシビシ毛抜き合わせでなく、版ずれありの素朴な版画みたいな感じと、だいだいのイメージを決めたわけである。その時絵の具を6本選んだ。そう熟考したわけでもなく、ま、これくらいかなと…

菊の続き

写真は新宿御苑のものです。 菊にしても盆栽にしても、 自然界にはない形を作るわけです。 掛け合わせによって新種を作出する、 金魚も、朝顔も、 ヨーロッパのチューリップも。 人間はこういう事が好きなんだな。 でも、これらは「遺伝子組み換えでない」で…

「と」絵札

「とまとは とらない つもり?」です。とらとトマトの組み合わせは決まったけど、内容が、いろいろ候補があって、絵柄も二転三転しました。初「疑問符」。かつ、文字が絵に含まれるというタイプ。最初は左隅に字を入れたのですが、とらもトマトも色が派手な…

菊花展

今朝の新聞の日曜版は、菊の話であった。菊花展に飾られているあのすごい菊である。私は狙って見に行くほどのマニアではないが、昔たまたま行きあって見て、これはすごい技術で、不思議なものだと激しく思ったのであった。昨夜は金魚の鑑賞と作成が中国から…

フィンランドの図書館

駐日フィンランド大使館‏ @FinEmbTokyoフィンランドの図書館で本を一冊借りると、作家に約15円の印税が入るよ。財源は政府のお金で今年の予算は820万ユーロ。来年はもっと増える予定。作家活動には、申請して認められると1人7000ユーロの補助金が貰えて、今…

奴隷の身分から脱出する方法はあるか?

電力会社は何をやってもお客の電気代に乗せて、取り立てることができます。これと同じことを狙って、今水道の民営化が進められようとしています。電気や水という、ないと生活できないものを、ガッチリと握られるとどうしようもない。節水や節電しても契約関…

図書館、雨

ついに近所の図書館で、アースダイバーを借りてきた。この図書館は私の借りたい本があったためしがなく、わたしはおとなしく、ある本を読んでいたのである。もしくは中央図書館から取り寄せて借りていたのである。中沢新一の「アースダイバー」は、うちの近…

やま手ぬぐい

山登りが中止になり続けて、 悲しんでいる私に、友人がこんな日本手拭いを、 プレゼントしてくれた。 うれしー! この山は、このやまとは大違いで、 登山客が大変多い。 いろんな人が登っているが、この中央の、 熊を従えて歩く半ズボンの人を、 私に決めた…

キッドおしまい

メリッサは大変無口で、ほとんど喋らないし、質問はないかと言っても、お腹は空いてないかと聞いてみても、べつにいいよ、みたいなことしか言わない。妊娠とわかるまでに、アルコールを飲んでいたり、マリファナを吸っていたりするので、二人はめちゃくちゃ…

どんより

ヒラリーがもし大統領になったら、TPP反対などとただの一度も言ったことがないとか、ひらりーと前言を翻すんじゃないかと思う。それにもしTPPが頓挫したとしても、日米二国間協定というものがあって、これでどんどん進む。というかもう進んでいる。アベシン…

シンインターフォン

インターフォン取り付け完了した。予想より簡単にすんでよかった。最新鋭のインターフォン事情で驚いたのは、子機と言うものがあるのである。インターフォンと離れた場所にいても、子機があれば出られる。私は今まで仕事場で絵を描いている時、人が来ると、…

キッド4

そんなんでやっと書類も揃え、スタートラインに立ったわけだが、二人は全くもって里親に選ばれる自信はなかった。この本が書かれたのは1999年のことであり、当時のアメリカでは同性婚は認められず、里親になることも、禁止されている州も多かった。ところが…

ハゲの上司、麹

昨日はお姉ちゃんの法事だったので、出席したに違いない彼の様子を、電話してきた姉に聞いてみた。彼こそは私が密かに「ハゲの上司」と呼んでいる、ひなたくんである。赤ちゃんのくせに眉も濃く、顔立ちが大人びている。その割に頭髪が少ない。愛想が良くい…

キッド3

セミナーでは毎回経験者などが登場して、体験談などを話す。これから出産予定の母親は、二人が二人とも、赤ちゃんはクリスチャンの家庭で育って欲しいと話す。また、里親候補者も、自己紹介や、まだ未定の産みの親に向かって書く手紙で、自分たちがクリスチ…

法事

今日はお姉ちゃんの三回忌の法事である。今回は私は出席しないので、義兄の実兄さんに電話して、お姉ちゃんによろしく言っといてと頼んどいた。一周忌の時に私の留守中にピピンが死んだことも思い出すし、お姉ちゃんももうちょっと生きていれば、面白いこと…

キッド2

ダンとテリーは、オープン・アダプションという方式の、里親制度で子どもをもらおうと考える。むかしながらのクローズドでは、生みの母と育ての親は、完全に切り離され、できればバレなければ自分の子どもです、で通したいというスタイルで、ダンに言わせれ…

残念飲み会

昨日の残念飲み会は昼の時間帯に開催された。娘は仕事であったが、朝、なつよがかわいそうだからと励ましてくれるらしいから、気をつけるようにと注意のメイルが来た。親切な山仲間のみなさんのために、張り切って居酒屋メニューを作ったのさ。骨つきの鳥は…

「キッド」読了

「キッド」がおもしろすぎて、一気に夢中で読んでしまった。不謹慎ネタ満載の不真面目な語り口で、大真面目に書かれた本当に感動的な本である。主な登場人物、パパになったゲイのカップル、著者のダンと、テリー、母親である、ホームレスのメリッサ、読み進…

がびーん

なんと!やま行きそのものが消滅した…全国的に悪天候がより進行したことにより、隊長でこ様のご判断である。常日頃忙しい彼らは突然週末が空いたので、土曜日は残念飲み会を我が家で開催すると。転んでもただで起きない素早い路線変更!仕事で不参加の娘も夜…

みすず書房

"1948年から1996年の48年間みすず書房の本が生まれた現場":潮田登久子『みすず書房旧社屋』悪漢と密偵さんついとよりなかなかに民家である。潮田登久子さんは島尾信三さんの奥さんです。丁度みすずの本を注文した日にみかけたついとです。本も今日来ました…

やま行きの予定変更

双六岳だけど、日曜日の山の天気がかなり悪いようなので、隊長のでこ殿のご判断で、山頂一泊の登山は無くなりました。予定通り今夜の夜行で行って土曜日だけ、山裾をちょろりと歩く感じのツアーに変更のようです。もちろん私は7月の屋久島の再現のようで、が…

「り」字札

「凍」からもう一つ

山野井さんたちの山登りは、アルペイン・スタイルと呼ばれるものである。大人数の隊を組んで、大量の装備を伴って酸素ボンベの力も借りる方法でなく、身一つで単独で時間をかけずに登る。空気の薄い高山は、長くいるだけで、生命に危険をもたらす。7000、800…

本を注文した

このところ相次いで本屋さんの案内が届いて、あー、読みたいなぁという本がたくさんある。築地書館からでた「キノコと人間」「生物界の王者、菌類の生殖器として、10億年かけてユニークな進化を遂げてきたキノコ」このお誘いの文句にフラフラ惹かれる。ご存…

「凍」

沢木耕太郎の「凍」を読んだ。すごすぎる登山家夫婦、山野井泰史、妙子のヒマラヤのギャチュンカンのアッタクを題材にした、ノンフィクションである。非常に面白かった。沢木耕太郎はいろいろ読んだが、この人の必要最低限みたいなさっぱりとした文体が、ド…