松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

「キッド」読了

「キッド」がおもしろすぎて、
一気に夢中で読んでしまった。
不謹慎ネタ満載の不真面目な語り口で、
大真面目に書かれた本当に感動的な本である。

主な登場人物、パパになったゲイのカップル、
著者のダンと、テリー、
母親である、ホームレスのメリッサ、
読み進むうちにこの人たちが大好きになってくる。
アメリカ人にもいろいろいるだろうが、
素直というとちょっと違う、率直という方がいいのか、
嘘のないダイレクトな感じの物言いが、
アメリカらしいのかとも思う。

あまりにも多くの問題を含んでいる本であるが、
この本で初めて現代のアメリカの良さみたいなものを、
感じたのも私にとっては不思議である。

追って紹介します。