「逝きし世の面影」
姉が貸してくれた渡辺京二にかかった。
姉から勧められていて、
面白いのはわかっていたが、
図書館でさがす前に、送ってくれた。
とても高い本なんだけど、
どうやら買ったらしいね。
あの人は本屋を潰さないために、
せっせと穴掘りをやっている。
渡辺氏の本は石牟礼さん関連で、
読んだだけである。
この本は近代化前の日本をみて、
本を残した外国人の書いたものから、
日本人の歴史を再検討するもの。
日本の知識人やサイードについての、
批判も鋭く見事である。
扱われている物のうち、
イザベラバードは少し読んだし、
チョロチョロ引用で知っていたが、
翻訳されていないものも多いらしく、
それらも対象にしている労作である。
とにかく「逝きしもの」が素敵すぎて、
悲しいばかりで…