松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

オーストラリア、、、

ちょっと前に、原潜の記事をチラッとみて、

何で今更原子力潜水艦なんかいるんだよ、
と思ったが、詳しくは読まなかった。
世界1月号にそれの記事があって、
だいたいの中身は分かった。
ま、感想は変わらない上に、
オーストラリアおかしいと思った。
話は単純に言えばこう。
オーストラリアは、
フランスとの原潜共同開発契約を破棄し、
米英とやることにした。
マクロンゲキオコ。
しかし、この話は幾重にもヤバイ。
現在原潜を所有している国は、
米英ロ仏中印の6カ国で、核兵器保有国。
オーストラリアが原潜を保有する事は、
禁じられてはいないものの、
核兵器の拡散につながる。
そもそも、原潜には二種類ある。
燃料の形が違う。
仏のものは、濃縮度7.5%で原発なみ、
10年に一度の燃料交換を必要とする。
一方、米英のものは、
濃縮度93%で、核兵器なみ。
当然性能に色々違いがある。
オーストラリアが、
大型の原潜を求める理由は、
米軍の一部として行動し、
対中戦争に参加するためではないかと。
ことの発端、
仏から米英への乗り換えの話は、
米英オーストラリアの三国のトップが、
オンライン記者会見を開いて発表した、
頭文字を繋げたAUKUSと名付けた、
軍事協力の枠組みの中で行われた。
オーストラリアにとって、これは、
外交上の大転換である。
これまでは、
アングロアメリカン勢力と一線を画して、
アジアの中で安全保障を重視してきた。
アメリカとの関係を強化するにつれ、
対中関係は悪化し、世論も変化して、
中国をはじめ、アジア系市民への、
ヘイトクライムも発生している。
今回のコロナに関する政策においても、
米英追従姿勢を見せようとするあまり、
つんのめって、先頭を切って
気狂い沙汰状態になっているように見える。
しかしいずれにしろ総合的に、
そんなことやってる場合かよ…である。