松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

ビスコンティとフォークの事

先日姉がデジタルで綺麗にした版の、
「家族の肖像」を金沢で見て、
いかったー、というていた。
東京でもやったらしいが私は見逃した。
少し前に、「山猫」は見たんだけど。
クラウディア・カルディナーレとか
ソフィア・ローレンとかって、綺麗というより、
ちょっと怖くない?という話になった。
あの人たち奥に長いのよね。
前から見ると細いのに、胸もお尻も前後に張り出していて、
意外にがっちりしている。

大昔イタリアに行った時、
スパゲッティをずるずるやっちゃお行儀が悪いんだと、
聞かされたが、
現地で謎が解けた。
確かに彼らはフォークごとパクッと食べる。
それが可能なのは、頭が奥に長いから、
お口の中が深いのである。
我々のお口はあんなに中が広くない。
口の先っぽでチュルチュル食べるしかない構造なのである。
日本のフォークはも少し頭が小さくてもいいんではないか。
あれはモンゴロイドには長すぎるような。

ま、昼にパスタを食べながら、
そういうことを思い出した。