松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

エンドレス虫干

棚の奥から出てきた桐ダンスの中の着物と、
押入れのきんぞくのつづらから出てきた着物、
これらは出土品であり、
随分前からシカトされていた存在だ。
気の毒なこれらを干して畳んで欲しい人にあげて、
救世軍に持って行った。
夏の麻物は姉がほどいてくれるというから、
スカートにでもするつもり。
あといよいよモンペを作ろうと思う。
モンペでうさぎの散歩に行く。
なつ代ドンになることにした。
古い着物は普段着にしてスタスタになるまで着倒す感じで。

そしていよいよ無視していない着物の虫干しである。
こっちもしっかり湿気っている。
今日は天気がいいので、だいぶ広げた。
明日からまた雨だというから。
今年は本当にからりと晴れる秋晴れが少ない。
ゆうちゃんが使うかわからんが七五三の着物も干した。
ゆくゆくは二十歳になるかもしれんから、
振袖もね。
義姉さんが着て私が着て娘が着てお嫁さんが着たから、
(古いのも入れて四枚あるんだが)
ま、これでお役御免でもいいかなぁとも思う。
私が死んだら、もう着物は着ないだろうという予感。
もちろんまだ全然綺麗だけど。

私もひさびさに着ようと思って、
今度民芸館に行く時はこれかなと、
無地の大島を出した。
私はやはり大島が好きやなぁ。
友禅とかの描いたもんは、どうも柄じゃない。
本当は国立の運慶も行きたいが、
えらい混んでいるとの噂にちょっとビビっている。
若冲の二の舞はごめんやしなぁ。

しかしもう少し徹底的に小物も含めて処分しないと、
娘や嫁が迷惑がると思うので、
(今の私のように)まだまだ終わらないと思う。
うんざり。