松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

あけまして、

あけましておめでとう。

マジろくなことのない世の中だけど、
そこそこ現実を直視しながら、
なんとかやっていきましょう。
腹立つ事には、
真面目に怒りましょう!!

たこのたんす、ばかり注目されるのも、
アレなので、鶴を飾ってみました。
これはもらったカレンダー用の台。
本当はこう言うものを、
段ボールか板紙で作りたかったんだけど、
展覧会の時は余裕がなくて、
出来なかった。
あと今年のおせち。

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鮭!!

長岡のお土産何が欲しいかと聞かれて、

なんとなく新潟は鮭ではないかと思いついて、
昔ながらの荒巻があれば、とお願いした。
そしたら寺泊と言う海沿いの町まで行って、
買って送ってくれたのがもう着いた。
あまりにでかいので、とりあえず、
冷蔵庫に入るように切って、
明日息子達が来たら切り分けて、
お裾分けしようと思う。
意外に早く、このまえ研いだ、
お出刃が活躍した。よく切れる。
頭は粕汁にしよう。
皮はかんちゃんの靴が作れそうな、
パリパリである!
美味しいといいなぁ。

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アッカンベーだ!

今日は子どもの書き初めの宿題が、

大変だっつうので、
今どき、書き初め必要?
というツイート見かけて、
完全にかんに触った。笑
そうやって簡単に必要?て、
みんなよくいうけど、
どこらへんが不必要の理由なのか。
正月は必要?
黒豆は必要?
子どもの将来に、役に立つとか?
お前らそんな事本当にわかるのか?

昨日ちょうど、
小さなお供えを載せるために、
半紙を文箱から出したんだけど、
ずっとお習字やってないから、
この正月は書き初めをやろうかなと、
思っていたところだった。
完全にやる気になったぞ。
私はこれからも必要のない事だけをするのさ。
アッカンベー!

本日のお仕事

昨日は大量のニナマスも作った。
黒豆は娘にたくさん持たせたせいで、
例年より残りが少ないので、
先日新豆を少し買った花豆も煮ようと、
水につけた。
花豆は、初めて煮るんだけど、
上手くできるかな。
今日はくわいも煮る。
これ、私は形も色も味もすごーく好き!!
今の時期しか出ないので、
今年は思い切って二袋買った。
濃い目のお出汁で。

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自転車が壊れた

昨日自転車が壊れた。

近所のお店に行ったら、
スタンドだけも変えられるけど、
全体にガタが来てるから買い時と言われた。
ちょうど10年乗った。
珍しく覚えているのは、
私の束の間の金満家時代に買ったものだから。
息子が就職してしばらくの間、
卒業制作にかかった費用を、
返還してくれていたのである。
(1万円札が東急ハンズ方面などに、
手裏剣のように飛んでいったあの頃…)
生活費の藻屑と消えつつも、
自転車と、丼を買ったのは覚えている。
(お母さん金回りいいじゃない!と、
娘に笑われたし。)
私は基本的にお金を生み出さないが、
使いもしない。
例外は本だけど。笑
そこのおじさんがあまりに感じが悪いので、
とりあえず帰ってきた。
今日はまた別のお店に。
ここのおじさんがとてもいい感じなので、
ここで買おうと決めた。
デザイン自体は少しカーブの形など、
好きではなかったけど。
電動でもなく変速器もない、ママチャリだ。
後の籠は古いのを外して付けてもらった。
歪んでたのをゴムのハンマーで、
叩いて直してくれた。
さて帰ろうと思ったけど、
花屋が後になるほど混むので、
このまま行こうと、少し遠い花屋に。
途中で古い自転車に、
ちゃんとお礼言い忘れたなぁと思って、
少し悲しくなった。
戻るのもやり過ぎだし、
ありがとーう!と声を出して念を送った。
本当によく働いてくれたんだよ。

スケートリンクに!

つい先日、

また水浴びをしてるやつを見かけて、
こんな寒いのにと、驚いた。
水たまにきれいにしてやんないとな、
と、今朝見たら、
水浴びどころではなかった。
スケートリンクになってた!
わたしがコンコン叩いても、
割れないかなり厚い氷。
昨夜は最近で1番の寒さだったかも。

おまけ、植物について

おまけとして、江戸時代の、

植物への熱心について。
ここでは中尾佐吉先生の引用が多い。
「秘境ブータン」の著者である植物学者。
きのこの相良先生がブータンに行く時、
王様への紹介状を書いてくれた、
あの先生である。
花見といえば今は桜だが、
この頃は花暦と言って、
梅、藤、牡丹、ツツジ、菊、紅葉など、
季節ごとに、人々は花見を楽しんだ。
先生によると、
花卉文化の大衆への普及は元禄頃で、
西欧より200年早い。
椿とさくらの品種改良はなんと室町からで、
高木性の大改良は世界に見当たらないと。
江戸は花卉文化の大センター、
とにかく庭園が多かった。
大名屋敷付随のものだけでも1000、
後楽園、六義園クラスのものも300。
外人たちは、
江戸は無限に広がる巨大な公園のようだと。
飛鳥山、品川御殿山、隅田川堤、小金井堤、
これらの名所の桜は、
将軍吉宗の植えたものという。
また、草花を自分で育てて楽しむ文化も、
武士たちがリードした!
彼らは暇に任せて、笑!
愛好者のグループを結成し栽培に精を出した。
ここで出た!
武士に大人気、現在「古典園芸植物」と、
呼ばれているもの。
マツバラン、イワヒバ、オモト、など、
大いに発達した鉢物である。
いずれも赤や黄色の花が咲くわけではない、
一言で言うと実に地味な植物である。
これらの観賞や栽培は、
生き方、教養が問われると!
武士、どんだけ…
オモトは、我が実家にもあった。
釉薬のかかった脚のついた鉢に入っている。
大振りのと小ぶりのがあった。
母は特に気を入れて、
世話もしてないようだったけど、
誰々さんにいただいたオモトと、
言っていたから、
贈り物に使われた感じがする。
渋いものだが、さぞや奥が深いんだろう。
欧米ではあまり理解されないというが。
2度来日し、意地汚いほど買いまくった、
イギリスのプラントハンター、
フォーチュンは、
「斑入り」の葉には注目していた。
この本には触れられていないが、
盆栽も盛んだった。
中国からだいぶ前に入ってきていた。
徳川家光はこれが好きだったらしいが、
彼の盆栽が、今も元気で芽吹いている。
松のお二人は齢500年とか550年と。
盆栽はそもそも中国で生まれた時から、
宗教的な世界観を現した、
哲学的なものであるが、
うーん、なかなか…

「逝きし世の面影」渡辺京二