松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

自転車が壊れた

昨日自転車が壊れた。

近所のお店に行ったら、
スタンドだけも変えられるけど、
全体にガタが来てるから買い時と言われた。
ちょうど10年乗った。
珍しく覚えているのは、
私の束の間の金満家時代に買ったものだから。
息子が就職してしばらくの間、
卒業制作にかかった費用を、
返還してくれていたのである。
(1万円札が東急ハンズ方面などに、
手裏剣のように飛んでいったあの頃…)
生活費の藻屑と消えつつも、
自転車と、丼を買ったのは覚えている。
(お母さん金回りいいじゃない!と、
娘に笑われたし。)
私は基本的にお金を生み出さないが、
使いもしない。
例外は本だけど。笑
そこのおじさんがあまりに感じが悪いので、
とりあえず帰ってきた。
今日はまた別のお店に。
ここのおじさんがとてもいい感じなので、
ここで買おうと決めた。
デザイン自体は少しカーブの形など、
好きではなかったけど。
電動でもなく変速器もない、ママチャリだ。
後の籠は古いのを外して付けてもらった。
歪んでたのをゴムのハンマーで、
叩いて直してくれた。
さて帰ろうと思ったけど、
花屋が後になるほど混むので、
このまま行こうと、少し遠い花屋に。
途中で古い自転車に、
ちゃんとお礼言い忘れたなぁと思って、
少し悲しくなった。
戻るのもやり過ぎだし、
ありがとーう!と声を出して念を送った。
本当によく働いてくれたんだよ。