松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

暮れのお仕事

昨日は包丁を3本研いだ。

最近は小刀ばかり研いでたから。
あまり使わないのにお出刃が二本ある。
それを久々に研いだら、
結構ヘトヘトに。
小ぶりな方の鯵切りは、
手元に刃こぼれがあって、
それがなかなか無くならん。
完璧には程遠い…
台所は少しきれいになった。

この正月は娘一家は長岡なので、
お料理は少なめで良さそう。
あの人たちはすごく食べるからね。
そのかわり、
娘が黒豆持っていきたいというので、
例年より早く本日、煮ることにする。
今年の豆は割れてるのが多いかなぁ。
毎年のことだけど、
上手く煮えるか心配。


逝きし、ひとまず終わり

江戸時代と言うのは、偉い殿様を頂点に、

武器を携行した武士階級と、
ははっーと頭を下げる民で構成された、
専制君主制ではあった。
その割に市民は自由やなー!
と言うのが多くの外人の感想である。
明文化されてはいないものの、
慣習として、住民の中の問題の解決は、
ある程度市民に任されていて、
そこは自治権が認められていた。
とは言え、最後の方は、
武士の事なかれ主義と臆病のせいで、
なんとなく手をこまねいていただけの、
感じもある。
私が歴史小説で読んだ感触も、
そう言う風である。
とにかくこの頃の武士は臆病者で腰抜け。
腰の大小は、手入れも行き届き、
それなりによく切れる武器だったとは思うが、
精巧な意匠で飾られ、
拘りのファッション小物ではなかったのかな。
幕府の中枢は、お金がらみで、
腐れ切っていたし、
遅かれ早かれ倒れる組織と化していたと思う。
しかしだからと言って、
この時代には良い部分もたくさんあった事は、
認めるべきだと思う。

人はなんかが良いと言う時、
その時点でそれより悪いものを想定している。
褒めたい気持ちが強ければ強いほど、
もう一つは必要以上に貶められる。
だから仕方ないんだけど。
稲作伝来が嬉しすぎて、
縄文時代は馬鹿にされ、
大和朝廷の統一が素敵すぎて、
豪族の時代は無視され、
明治維新と欧米列強に続けー!が大事すぎて、
江戸時代は軽く見られてきた、
かように私は感じてきたのである。
戦争もせず、少なくない人口を、
自給自足で食べさせ、
あらゆる物を工夫して無駄なく使い切る、
江戸時代は、
環境に負荷をかけないと言う意味でも、
お手本にすべき、
よく出来た社会であったと思う。

玉ねぎ!!

子どもの認知の謎は深まるばかりだ。

娘からの報告では、
野菜の栽培関係の本に、
玉ねぎが出てきたら、
これはあれだ!というわけで、
台所から玉ねぎをもってきた。
そうそうこれだね、と言うと、
今度は壁の絵の方に行って、
これだ!と。
かんちゃんは、
タコのタンスに入っているのが、
玉ねぎだと分かるらしい!!
しかし、
私の絵はそんなに上手だったかしら、
と、見てみたら、
さすがに微妙にアバウトな感じ…笑
これでわかるー!?!
タマネギという言葉が、
わかっている可能性もある。
話せる言葉は少しだが、
わかる言葉はかなり多いと思うから。
それにしても恐るべし。

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逝きし、から裸について

エロティック関連の話は、

文化の文脈だから、
文化的背景の違う外人が、
自分の宗教なんかを基準にして、
堕落だなんだ言うのはトンチンカンね。
にしても、当時の日本人の、
裸っぷりは、私の想像を超えた。
基本的にお風呂は全て混浴で、
綺麗好きのせいもあり、
自宅での行水、川や海での水浴び、
とにかく人目のある所で、
性別に関係なく皆さん気にせず裸になる。
たまげたのは、
ある外国人が温泉に入っている時、
知り合いの日本人に声をかけられた。
そしてその人は、
一緒にいた妻子を一人ずつ紹介したと。
これ全員が裸だと思うと、
なんだか可笑しい。
裸も見慣れればなんて事ないのであろう。
あと、皆さんこぞって目をむいたのは、
春画である。
こっそりならともかく、あちこちにあって、
子どもや娘たちが、見ては大笑いしている。
セックスは秘められたものでないだけでなく、
笑う所!
春画はまるで漫画の扱いである。
姦通罪なるものがあったにも関わらず、
庶民にそんな深刻な危険な気配はない。
道行やら心中やらの浄瑠璃などあるが、
もしかして、おおうけ!爆笑!で、
見ていたんではない?とすら思う。
何しろこの国の古事記
セックスネタ満載である。
日本人は古代を引きずったまま、
江戸まできてしまったんではないか。
渡辺京二もほぼそんな理解であるように思う。

今季初

火鉢に火を入れました。

2年前から火鉢開きに友人を呼んで、
などと考えていたのに、
この騒ぎで延び延びになったあげく、
すっかりやる気もなくなりました。
灰が湿気ってるかとおもったが、
よく火がついているようだ。
お正月には、
これで餅を焼いて食べるわ。
それ用に豆入りのナマコ餅頼んだし。
うひひ

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形見分け

かんちゃんが最近、

カルタに興味を持つようになったのだが、
ついに自分でカルタの中から、
鶴と蛸の絵札を見つけ出し、
ほら、これと一緒!とばかり、
掲げる事ができるようになったらしい。
子どもは本当に面白いね。
予想以上に画像の認識が確かである。
これに気を良くしたおばあさんは、
かんちゃんにも一枚、
原画をプレゼントする事にした。
なんだかんだで残っているのは、
20枚だから、
気にいるのがあるかわからんが。
わたしは死ぬ準備の一環として、
次回の個展で、
在庫処分セールをしようと思っているので、
今のうちに形見分け。
カルタよりもっと古い時代のもあるけど。
ま、いつになるかはまだ未定。

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