松井なつ代のやま

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不平等、能力主義

世界で、

韓国と日本のミレニアム世代は、

不平等不公平などについて、

どんなふうに考えているかと、

言う調査に関する記事を読んだ。

ま、全体に予想通りだな。

韓国では能力主義を認めつつ、

お金があるものはスタートラインが違うのは、

不平等であると話される。

方や日本では、

不平等とは必ずしも思わない。

一つは、他者の境遇への無関心。

そして個人の努力次第で如何様にもなりうると。

つまり自己責任だと考えている。

また、印象的なのは、

日本の若者のほとんどが、

「よくわからないんですけど、」という、

前置きで話し始めたと。

韓国の若者も別に、

難しい話をしているわけではないが、

日本人に比べれば、

ずっと明確な受け答えをしていると感じた。

いつも思うのだが、今の日本人は、

構造を把握しようとしない。

垂れ流されるイメージだけで、

なんとなく考えを決める。

現代社会の構造が少しでもわかれば、

薬、戦争、貧困、なんでも自ずと、

理解できるはずだと思う。

あと、能力主義という事を、

両者とも認めているが、

私はこれはどう言うどんな能力なのか、

疑問に思う。

前障害者雇用の話を読んだが、

能力が低いと判断されている障害者。

しかしその人が一人入った事で、

職場の雰囲気がうんと良くなったと。

黙々と腐らず、

誰にも気持ちよく接して働く様子を見て、

他の多くの人が変わったと。

こう言うのは、

得難い能力と言うべきではないのか。