松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

鄙にも稀な教養人

昔の本を読んでいると、

ときどき片田舎に不似合いなほどの、
教養人がいたりする。
本を書いたり名をを残すような事もない。
ただ無駄に教養があるというか、
教養しか無い。笑
普通に地味な仕事をして、
かつかつの生活しながら。
賢く好奇心があり、
一人でコツコツ勉強をし、なぜか、
最新の知的情報にアクセスしている!
こういう人は人を傷つけたり、
暴力的な振る舞いはしない。
教養があるということには、
そういう側面がある。
だから邪魔にならないし、
微妙にじわじわ周辺に影響を与える。
そこらにいる子どもたちに、
物の見方考え方など、役に立たないことを、
さりげなく教え、広い世界への窓となり、
強い印象を与える。
そして学び方生き方の一つの見本となる。
後々、世に出た人が、 
あの人が居なければ、
今の自分はなかっただろうと語ったりする。
そういう人の価値の偉大さは、
決して生産性では測れないものである。