松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

精進あるのみ

私が立岩先生の文体を好ましく思ったのは、
多分それが、緻密さ正直さ誠実さなどの、
表れのように感じられたからだろう。
学者というものは基本的に緻密なものだが、
自分の説に持っていくためにうまいことやる人も、
いないわけではない。
先生はインチキをしない人のように思えた。
そう考えると文体は恐ろしいものである。
恥ずかしいなぁ…やばいなぁ…
ツイッターなど見ていると、
上手い事言うなぁと感心するものもあるし、
それはごく普通の人が自然に書いたものだったりする。
反対に得意満面でおもしろくもないことを、
時には間違ってさえいることをドヤ顔で言う人もいて、
(顔は見えないけど)
これもいろんな立場の人にいる。
あんな短い文章でさえ人柄的なものが出る。
どっちにしろ出るわけだから、
文体でごまかそうと思っても無駄なわけで、
ここは人柄を磨くしかないんだな。
精進します。