松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

不如意の身体ちょろっと

立岩真也の本は非常に面白い。
言葉自体は難しくないし、
扱うテーマが特別なわけでもない。
ただ自分は物をこういうふうに考えてこなかったな、
というような事を随所で感じるから、
思考の経路が不慣れなせいで、全体としては難しい。
こういう難しさもあるんだね。
社会学と言うものは人間の社会の事だから、
心理学経済学哲学などをみんな含んだものなので、
そう簡単にはいかない。
でもそう簡単にはいかないものなんだから、
とりあえずここまではいいだろう、
という風に簡単にいく事を良しとしない所がいい。
世の中で良いとされることも、
実は誰にとって良いんだ?
と言うところを見ると、結構本人でないことが多いし。
今度もう少し上手に説明してみたいけど。