松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

言葉の問題

私にとって、あべせーけんの実害の一つに、
言葉の破壊があります。
本当に軽く気持ち悪く卑怯に、
日本語を変え続けている。
最近になって使いたくなくなった言葉がたくさんある。
言葉は世につれ変化するのは当然なのだが、
元の意味やニュアンスに敬意を払わず、
心にもない妙な乱用はやめてほしい。

「絆」はお気に入りのようだが、
これはもともと動物が逃げないようにくくりつける紐である。
絆は束縛のニュアンスがあって嫌だ。
「寄り添う」なんかも連発されすぎて、
気持ち悪くてしょうがない。
橋下徹のせいで使えなくなった「やんちゃ」。
女性支持者を前に媚びるように甘えるように、
やんちゃさせてください、と言った。
この時は本当にぶるっとするほど気持ち悪かった。
この前「魂を削る」についてなんか変だと書いたが、
今日別の役者さんの言葉でこれが出てきた。
割に流通しているようだね。
「命を削る」ならまだわかる。
命を粗末にすることは推奨されないが、
それと引き換えにやりたい事があるなら、
本人の希望であるなら良いではないか。
しかし、魂の方は、死ぬまで大事に育てていくべきで、
削るなんてとんでもないと思う。
違うのかな。