松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

麺つゆ

最近はめんつゆという便利なものが普及して、
私も使っています。
しかしこれの甘ぐさい、わざとらしい鰹節臭が、
どうしても気に入らない。
私の実家ではうどんは煮干、蕎麦は鰹節、素麺は干し椎茸、
というような大体の棲み分け方でつゆを作っていた。
昨日は素麺を食べようと思って、
どうしても椎茸でなきゃ気が済まんと、
お出汁をこさえた。
これは冷やすのが手間なのですが、
保冷剤と一緒に水につけておけば意外にすぐに冷えた。
ちょっと椎茸の戻し時間が少なかったが、
やっぱこれでしょと思ったのである。
甘さ控えめ濃い口の出汁である。
これは冷蔵庫に入れておけば料理にも使えるので、
作ってもそう手間ではない気もした。

金儲け至上主義

この度の郵貯の保険の不正は、
アフラックも関係してるだろうと思っていたが、
よく読んでないけどそういう記事もあったね。
やはり小泉の郵政民営化にさかのぼる。
アフラックは新聞などでは、
アメリカの保険大手企業と書いてあるが、
実際アフラックとしての業務は日本でだけ展開している。
日本の郵貯からお金を吸い上げるための会社である。

オランダの乳児湿疹指導:
何もするな、石鹸使うな、風呂は週2日でいい、湿疹は勝手に消える
半信半疑で従ったら2日で綺麗さっぱり消えて驚愕してる
長男の時は日本で、石鹸で洗って保湿してを繰り返しても全然湿疹消えなかったのに…

この湿疹の話は藤澤さんのリツイートから拾ってきた。
何度も書いている薬や殺菌の話である。
日本にだって知っているわかっている医者もいっぱいいるはずだが、
こういう風にならない。
日本の政策は産業界に利することしか考えていない。
経済成長とか言うと、
成長というポジティブな言葉があるから騙されるが、
要は金儲け至上主義である。
そしてここでは犠牲になっているのが子どもである。
全体的には我々国民のすべてであるが…

モシさん

けっこう面白かった話は、
ガイドの人がモシさんという名前だったこと。

10年以上前娘が大学生の時、井の頭公園であった、
アフリカンフェスティバルみたいなやつに、
娘や友人と行ったことがあって、
そのときに駅で道を聞かれた。
その人もそこに行こうとしていた外国人で、
留学生でモシさんと言うのでした。
(そのとき買ったキリンの人形に、
私はもしさんと言う名前をつけていたのです。)
娘がアフリカに行くと言うことになって、
キリマンジャロを経由するという日程表を見てから、
モシさんのことを急に思い出していたのでした。
なぜならモシさんが両親は、
キリマンジャロに住んでいると言っていたから。
モシさんと言う名前はモシ族から来ているはずで、
モシ族については文化人類学の本に出てきた。
娘はガイドの名前を聞いてやはりモシさんを思い出して、
聞いてみたそうだが、キリマンジャロ方面には、
モシさんはいっぱいいっぱいいるんですって!

短時間しか娘とは話してないけど、
写真もちらっと見ただけだけど、
私は流石に動物に詳しくて我ながらビックリした。
イボイノシシもいたの!とか、
マサイキリンだ!とか、
トムソンガゼルとか、ヌーの大事な糠味噌とか、
次々にわかるのでした。
もっとゆっくり話を聞きたいけど、
娘は暑い日本で明日からまた忙しい仕事や。
出発の日は夜の便やったが、
4時頃まで仕事しとったし。

帰国や

さてもさても我が国は、

猛暑で、かつ末世でごさるが、
娘たちはカバにやられる事なく無事帰国。
アフリカは涼しかったらしいし、
キリンさん、ライオンさんも、
いっぱいいて、ライオンさんは、
シマウマさんを食しておられたらしいし、ちょっと聞いただけで、
わし大興奮でござった。

例の動物は、今の人が作ったとはとても思えない、
出土品テイストで、かつ、けーちゃん、
娘の夫さんにソックリなような。

初登庁

今日は議員さんたちの初登庁の日で、
世間ではれいわのお二人にこれでもか的に、
注目が集まっています。
偶然見つけた立岩先生をフォローしていますが、
彼の専門こそが、
病者、障害者などが社会の中でどのように、
生きていくのがいいかというものですから、
自著の中から、今回のお二人に関係する、
部分を紹介していたりします。
それが今、猛烈に読まれている。
先生は現代思想に長く連載しておられ、
私は現代思想は滅多に買わないけど、
何か興味のある特集のときに買う程度。
そんな時にこの連載を読んで何か一冊読んでみようかと思い、
そのとき本屋で手に入った不如意の身体を読んだのが、
初めてのことでした。
今回もう一冊注文しちゃったっす。
社会学者の本でもこのような分野は、
やはりバンバン売れるものではないと思う。
それがれいわのお二人の当選で、
多くの人の目に触れたというのは、
実に素晴らしいことです。
我々は常に病者障害者になりうるのだし、
自分自身の問題でもあるのだから。
こんなこと今まで考えたこともなかった人も、
その中にはたくさん含まれていると思う。
ものすごく意味のあることだと思う。
同じ社会学者でも、れいわについて、
異常に否定的なツイートをしている人も、
私の知る限りで複数人います。
それぞれ私が興味を持っていた人なので、
残念賞です。
この一点をとっても社会にとって画期的なことです。

arsvi.com/z/h04.htm 先月は1日のヒット数平均が10万を越えました。初めてだと思います。ヒット多かったのが舩後靖彦頁(5位)→arsvi.com/w/fy04.htm
木村英子頁は30位でした→arsvi.com/w/ke04.htm
立岩先生ついとより

例の動物

ただのラグビーボールのようだった頭部を、
現在いじくって、いわゆるお顔を作っている。
これははっきり言って、
どうやったらいいかよくわからん中で、
いざとなると急に思い切りがよくなる私は、
なんかザクザク彫っている。
が、なぜかマヌケなおじさんのような顔になりそう。
なぜなのか不明ながら…

「与謝野晶子歌集」

歯医者さんの帰りに、恐怖の体験を忘れるために、
一度入ってみようと思っていた、
割に最近できた児童書の古本屋に立ち寄った。
全てが子ども向けではなく、
店の中に入ると大人の本がかなり多かった。
というか児童書は思ったより少なめ。
児童書の古本は少ないから仕方ないが。

与謝野晶子歌集という文庫本が目についた。
先日読んだ「明月記を読む」の中で、
与謝野晶子の歌が紹介されていて、
強い印象があったのと、
解説を馬場あき子さんが書いているのもあって、
迷わずゲット。

この人は語彙が豊富で実に言葉を巧みにあつかう。
自由自在でかつ守備範囲が広い。
その情景は色彩豊かでドラマチックでとにかく濃い。
また思いがけないものを取り上げていて、
うなる感じの仕上がりになっていたり、
まあ私は歌はよくわからんのだが、
それでも、いやぁすごい人だなぁと思う。
びびるくらいのレベル。
初期のみだれ髪ばかりが有名だが、
あれも確かにすごいけど、あれだけではない。
こういう圧倒的に内面に豊かなボリュウムを持っている人は、
本当に近年居なくなった。
生涯に5万首以上の歌を作ったという。