研ぎ
彫刻刀や切り出しや鑿を使えば、
研ぐ仕事は避けられない。
これがわたし全然ダメである。
宮大工の棟梁の本を読んだ時、
新入りは仕事の終わった夜、
寝る前に毎日道具を研ぐ練習をするらしい。
私がダメなのはこの修行が足りてない。
それはわかってるんだけど…
昨日はなぎなた刀を研いだが、
これが割と上手く行った。
これは研ぎ易いタイプだ。
ただどこが良かったのか、、
要するにまぐれあたりである。
刃物が良く切れると、
仕事が捗るし、彫った跡が綺麗だし、
いい事ばかりなんだが。
このお道具を買った所は、
廃業してしまった。
今日本は職人がどんどん消えている。
切り出しを買ったのは別のところで、
これも高くないのにすごくいいから、
あるうちに、
もう一つの別のサイズのが欲しいなあと、
少し思うけど、ま、わたし自身が、
廃業するかもだしね、、、