松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

見捨てる系

最近また水俣の事をよく考える。

さまざまな微妙なお立場に、
立っておられるような、
お医者さん方を見てると、
原田先生の言葉が思い出される。
先生が左寄りだのなんだの、
各方面から叩かれている時、
自分は病者の側に立っているだけである。
医者にとってそれ以外の立場があるのか?
と言うような事を書いている。
それ以外にあるはずがないとわたしも思う。
最近の若い人から見れば、
私など政権批判色が強すぎると、
思われているだろう。
私は安保世代から少し遅れているし、
実感として、政権酷い!厚生省あんまりだ!
と言う感覚を持ったのは、
もしかして水俣病について、
読むようになってからかもしれない。
入口はやはり石牟礼さんである。
若者は厚生省のホームページなどで、
情報を取ったりするみたいだが、
厚生省の言う事など、
そのまま信じられるわけないじゃん、
と思っているのがわたしである。
水俣被爆者も福島もコロナも、
どこを見ても、
見捨てる系の系譜、
それが自民党のやってきた事だ。
長きにわたってそれを支持してきた国民も、
ま、たいがいなもんである。