「ガザに地下鉄が走る日」
岡真理氏の「ガザに地下鉄が走る日」をまた読み出した。
だいぶ前に姉に借りた本だが、
しんどくなって途中下車していた。
パレスチナの話は重いというよりつらいし、
多くのことを考えさせる。
私は何十年も前に、パレスチナ問題ってどういう事なの、
と思って色々な本を読んだ時期がある。
ほんの少しでも基礎知識ができると、
関連するニュースも自然に聞こえてくるし、
別の本を読んでいて、話がつながる事もある。
この本のはじめにガッサーン・カナファーニーの、
「太陽の男たち」の事が出てくる。
この本も、数年前偶然読んだが、
目眩がするほど強い印象を持った。
カナファーニーは、
パレスチナの小説家でパレスチナ解放人民戦線の、
スポークスマンであった。
イスラエルに殺された。
パレスチナの人たちは本当に簡単にどんどん殺される。
この本の中でも次々と。