松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

カイヨワさん

私はカイヨワがなかなか気に入った。

あらゆる物、事、行為、感情などに、

言葉を与え、整理し、

理解しようという熱意と、

その実力は、素晴らしい。

これが思想家とか哲学者とか言われる人の、

お仕事という事なんかな。

彼の有名な著作に、

「遊びと人間」というのがある。

遊びは蕩尽の代表格である。

読んでみようかなという気になる。

本を読む事そのものが、

私にとって蕩尽である。

何も生まないし、

別にやんなくても良い事だ。

ただ面白いからやってるだけで。

はてなブログにアップする時、

関連記事が下に並ぶことがあって、

ごくたまに過去の記事を読むことがある。

本の紹介は、特に面白い。

あー、こんな本も読んだね、

良い本だったねー、と、

気の合う読書友達に、会ったみたいに、

話が弾む。

なんせその本を読んで、

興奮気味に語る昔の私は楽しそうである。

知る事は楽しみでもあるが、

辛い苦しい場合もある。

最近は後者の比率も高い

それでも読むところが、

蕩尽の、

馬鹿げた気狂いじみたところなのかね。