松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

これでもか的な多様さ!!

こないだから色々読んで思ったのは、
生物の多様性とか言うけど、
多様性なんていう言い方は、
生易しいなぁということ。
どんな条件の場所にも、
それぞれの進化をして適応している生き物がいて、
本来は空いてる場所なんか全然ないということ。
砂浜、磯浜、大きな丸い石の浜、
それぞれに誰かがいて、
水辺に住む虫も、空気の中の酸素を使う奴も、
水中に溶けた酸素を使う奴もいる。
魚のくせに肺呼吸もいるし。
鬱蒼と植物が茂った場所がいいのもいれば、
定期的に川が氾濫して、一から出直しの
若い植物相の場所を住処とするものもいる。
川の氾濫は人には不都合だけど、前提条件のうちなのね。
浜に打ち上げられた海藻がどうしても必要なものもいて、
浜辺一斉清掃なんかされた日にゃ、である。

汽水域の話でちょっと調べたんだけど、
生物の体液の濃度はほぼみんな一緒らしい。
だから海水魚は浸透圧の影響を避けないと、
体液が外に出てしまうし、淡水魚は逆に破裂してしまう。
一匹の魚が両方を行き来する場合も、
ちゃんと対応を変えている。
汽水海が豊かというのは、
プランクトンなど餌の話かと思ったりしていたが、
実は一番体液の濃度に近いはずだから、
なーんか楽なんだよねー、という理由かも。笑
富山湾が天然のいけすと言われて、
魚が旨いと言われているが、
汽水海ではないと思うが、
雪がたっぷり降る立山連峰があって、
深い湾になっているから、意外に真水の層が厚いのかもしれない。
なんか楽なんだよねー、と、
お魚が集まってくるとか、ないかしら。
私が勝手に考えたことですけど。
あとなまこの生態おもしろすぎる。
あいつら再生復元力すごいの!