松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

九州の旅1

昨夜無事に九州から帰ってきました。
なかなか内容充実の旅だったと思います。
最初に行った水俣は、
ひっそりしていたのに比べて、
長崎は大変な賑わいで、
九州の中でも随分違うので驚きました。

水俣病の資料館のある場所は、埋立地の上です。
チッソ有機水銀で汚染したヘドロが、
湾の中に堆積しているため、
この部分をすっかり埋め立てて、
新たにできた場所が、
水俣病関連の施設やリサイクル施設のある、
広い公園になっています。

水俣病に関する資料はしっかりと、
保存されています。
長崎の原爆関係の資料もそうですが、
残してくれた人たちがいるから、
私が今もこうして見に行くことができる。
都合が悪いものは全て廃棄したり、
事実を曲げて書き変えたりと言う、
現政権の姿勢と正反対の努力がかつてはあったし、
今も続けている人たちがいる。
こうでなければいけないと言うのが、
今回の旅で最も強く感じたことです。
なかったことにしてはいけない。

最初の日は私の一人旅でやっとこさっとこでしたが、
2日目は旅慣れた、
耳や目や方向感覚のいい娘が合流したので、
移動にスピード感が出て長崎市内は交通の足が、
充実しているのもあって、たくさんの場所に、
アクセスすることができました。
順を追ってご紹介します。