松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

長崎!

年上の友人より、ご主人の著書を送ってもらった。
「原子雲のかなた」徳永徹著。
以前紹介した同じ著者の「少年たちの戦争」ですが、
この本がテレビに取り上げられるなどして、
多くの人たちの心に届き、
様々な繋がりができた、出版のその後の物語です。
本は人を動かすという実験のようなお話でした。

長崎の原爆が話の中心にあるわけですが、
長崎では、追悼祈念館が中心になって、
今もすばらしい活動をしている様子が伺えます。
長崎にも行きたいとは思っていましたが、
改めてその想いが募ってきました。
長崎は独特の風土で、
稀有な人材を輩出しているように思えます。
先日娘が美輪明宏のコンサートに行って、
感動して帰ってきたのですが、
彼は徳永先生の中学の後輩であるという話もお聞きしました。
カズオイシグロ氏の母上は、
先生のご友人のお姉さんだそうです。

石牟礼さんを偲んで水俣も行きたいので、
ここは長崎と熊本を巡る旅が必要ではないか。