お葬式に、
今日は葬式に行ってきた。
古い知り合いが、私より若いのに、
突然死んでしまったのである。
東京の葬式は、
吹きっさらしの外に立っている場合があるので、
ワンピースの喪服は寒かろうと思い、
黒のズボンと母の形見の黒のベルベットのブラウスにした。
ズボンは20代の時に買ったタキシードのズボンで、
今も問題なく履けるのがすごい。
ベルベットは光るからダメという説もあったが、
ネットで見たら一般の参列者ならOKと書いてあったので、
マットな黒いスカーフで隠しめに。
道に迷うのが特技の私は早めに出たので、
室内のあったかい席をゲットできた。
実は亡くなったこの彼は、
息子の卒業制作展を見に行った時、
偶然大学のキャンパスで会った。
彼の息子はうちの息子のクラスメートであったのだ。
そんなんで彼には一度会っているが、
当時同じビルを借りて働いていた他の人たちは、
皆35年ぶりくらいという感じで、
二人は発見したが、1人はいろんな人と話していたし、
もう1人はなき濡れていたので、
結局誰にも声はかけずじまい。
それぞれカラカラに乾燥しきっていたり、
特徴的だった天然パーマの頭髪が、
跡形もなく失われていたりで、
なかなかの変貌ぶりだったが、
当然お互い様なわけで、
私のことも気がついてくれなかった。
ま、そんな寒い1日だった。