松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

「暮しの手帖」

今日は婆さんのものと思われる、
暮しの手帖」を何冊か読んだ。
どなたかがプレゼントしてくれたもので、
カードが入っている。
カードが入ったままになっているところを見ると、
婆さんはさほど熱心な読者ではなかったようだが。
この雑誌は実家の母が定期購読していたので、
私は馴染みがある。
実になんともいえず懐かしい。
これは編集のコンセプトがはっきりしていて、
良い雑誌であるから末長く続いて欲しい。
読むところが多い。
料理のページも良いヒントがある。

太郎くんというダウン症の男の子の、
就職活動の記事をを読んだ。
母親の手による文章である。
彼はデニーズに見事に就職が決まるのだが、
そこに至るまでの実習の様子、
養護学校の先生や受け入れ先の人達など、
親を含めて彼を取り巻く人々の様子や、
本人の奮闘ぶりが、実にリアルに描かれていて、
結構長いが面白く読んだ。
私はファミレスというものにあまり行かないが、
中で最も好感を持っているのが、
まさにデニーズである。
これを読んでますますファンになった。
良い企業である。