松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

幼虫やられた、、

朝まで元気だった幼虫2匹、

鳥にやられた。
緑色になると私も見つけるのに苦労するのに、
鳥はほんとに目がいい。
もう5匹も餌食に!
あとチビが一ついるし、卵もあるが、
私はすっかり絶望してしまった。
悲しい。
丸々してさぞうまかっただろう。
まるまると言えば、かんちゃん。
ものすごくまるまるしている。
人間は都市から野生を追い出し尽くしたから、
かんちゃんがひょいとさらわれる事はないけど、本当の生態系からいえば、
これは矢張り例外的な事。
逃げ足は遅くというかほぼ移動はむりで、
まるまるして美味しそうなんだから、
まじ危険!

最後のお姿

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マル農のひと

真ん中の本は金井真紀さんが取材し、

本文と挿絵イラストを書いた
道法正徳さんというフリーの農業指導員を、
紹介する本である。
金井さんは、世界の扉ページに、
世界のことわざと言うコーナーを書いていて、
これも短い文に挿絵が付いているのだが、
いつもいいなぁと思って読んでいた。
また最近ルポライター安田浩一さんと二人組みで、
お風呂のエッセイを連載しているのを、
ネット上で楽しく読んでいる。
安田さんは差別の現場に必ず抗議に出かける人で、
私はずっと前からその人柄を信頼している。
なぜこの二人がコンビになったのか実に謎だが、笑
これも大変面白い。
そんなんで初めて金井さんの本を読んでみたのである。
道法さんという人がやはりとても個性的で面白いし、
道法さんの農業指導の講演をきっかけに、
それぞれの現場で、従来のやり方と違う方法で、
意欲的に農業に取り組んでいる、
周辺の人々の取材がまた素晴らしい。
無農薬無肥料を高く掲げるわけではないが、
植物の本来の力を存分に発揮させることで、
農薬も肥料も人の手も大幅に削減し、
お金をかけず楽して美味いものを作って儲ける!
という、どこまでも力強い道法さんである。
道法方式の実践者の一人として、
水俣の公務員福田さんが出てくる。
水俣は化学物質の垂れ流しによって、
あまりにも重い被害を経験した場所である。
だからこそここでは、
身体に安全な美味しいミカンを作りたいと言う、
杉本栄子さんのミカン畑の指導をしているのが道法さん。
杉本さんは自身も水俣病を患いながら、
最後まで強く優しく戦った方で、
石牟礼さんの彼女に捧げる感動的な詩がある。
こんな所で水俣にまた出会うとは。

つい先日も世界の読者のお手紙のページで、
原田先生の言葉を引用している方があり、
あー、その通りだ、これ以外ないだろうと思ったばかりである。
コロナに関連して政府批判する人に、
息のかかった知識人やお金で買われた有象無象が、
寄ってたかって誹謗する状況があるわけだが、
水俣の時もまさにそういう事があったわけです。
生涯水俣病患者をみて、そういう矢をあちこちから受けた、
原田正純医師の言葉である。
この本とは直接関係がないけど、
せっかくなので紹介してみる。
「医学は中立で、いっぽうの側に立つものではないという意見も根強くあるが……病者の側でない側の医学というものがあるとすれば、それは、一体、何を指すと言うのだろうか」
原田正純「裁かれるのはだれか」世織書房1995年

世界9月号 読者談話室より林衛氏のお便りから

紹介があちこちしたが大変面白い本でした。
「マル農のひと」絵と文 金井真紀 左右社刊
付け加えて、装丁は矢萩多聞氏のものだが、
私はこの人の描き文字が大好きである。

最近読んだ3冊

この前買ってきた3冊を一気に読んでしまった。


右の本は内田さんの、
モンテレッジョの本の行商人の話の取材から、
派生したモンテレッジョのの子どもたちによる本。
地元の歴史を本の行商を軸にまとめた、
たっぷりと絵の入った本「かごの中の本」の翻訳を、
後ろから読めるようにし、
この本の誕生の経緯を、
縦組みで前からから読めるようになっている。
内田洋子さんの素敵な思いつきを、
地元の小学校の校長先生や、
モンテレッジョの広報担当代表者のような立場の、
ジャコモ・マウッチさんなどが受け止め、
子どもたちのやる気と能力をを最大限に引き出し、
立派な本の形にまとめることができた。
子どもたちの作品はお世辞ぬきに素晴らしい。
絵も最高にいいね。
2年生19人、3年生3人4年生1人の23人のチーム。
モンテレッジョ村だけでなく、
この地域の十の山の村から通ってきている。
言ってみれば山間僻地の限界集落に住む子どもたちである。
学校の休みの土曜日を使って、
5ヶ月間、全員が一度も休まず登校して、
作り上げたという。
本の最初にある校長先生やマウッチさんの、
前書きを読むだけで、子どもたちへの愛情や、
リスペクトの気持ちなど溢れていて、
胸がいっぱいになる。
巻末にはこの本の著者たちの一人一人のことばがあって、
これも感動ものである。
一人残らずとても楽しかったと書いている。
一人残らず!
友達との共同制作が楽しかったとも。
羨ましい限りである。
絵もね、チャメッケがあってダイレクトで、
色鮮やか!
今の日本の子どもたちに描けるかなぁ。

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農薬の話

ヨーロッパの化学企業は危険過ぎて使用が禁止されている農薬を世界各地に輸出しているとヨーロッパの市民団体が告発。どこが一番、そんな危険なものを輸入しているか、農地単位面積あたりでみると一番多いのはなんと日本。米国の9倍以上。この現実を知ることから始めよう。 facebook.com/InyakuTomoya/p


ハチを激減させ、子どもたちの発達障害などの原因になっていると考えられているネオニコチノイド系農薬を作っている企業名並べると、EUベースの企業と日本企業ばかり。数の上では半数が日本企業。もっとも生産量はシンジェンタ、バイエルなどが大きいが。これらの企業が日本政府の政策を決めている

印鑰さんついとより

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旅行案内

アジアの東の島国である。

長年一党独裁の政治が行われており、
政権は腐敗しきっている。
既得権益層によるの富の独占により、
国民の多くは非常に貧しい。
また国民の多くは倫理観に乏しく、
おしなべて知的水準は低い。
かつて独自の文化を有していたが、
短期間でほとんどが廃れた。
目先の利益にとらわれるあまり、
文化財なども見るべきものは残っていない。
かつて原発事故もあった事に加えて、
土壌は様々な農薬などの化学物質にも汚染されており、
食べ物を含め、必ずしも安全とは言えない。
国民の、他のアジア人や黒人に対する差別感情は激しく、
これらの人がおずれても歓迎されることはないだろう。
総合的に見て旅行先として、
選ぶべきではない国と言える。
人口あたりの高齢者の占める割合はきわめて高く、
遅かれ早かれ滅亡する国の一つと思われる。


お婆さんの仕事

昨日はゆうちゃんの着物を手直ししました。

お被布の肩上げ。
あとはお襦袢、これが半襦袢になっていて、
これに紐が必要なのですが、
着物の長さを決める腰紐は絶対必要で、
紐を二本使うのも苦しいかと思い、
襦袢は別のことでできないかと考えました。
私は自分が着る時は肌着の段階で、
タオルを細長くたたんでゴムの紐を縫い付けたものを、
紐と補整を兼ねて使っている。
これをタオルでは厚すぎるから、
日本手ぬぐいで作ればどうかと思いつきました。
一番短かそうな手ぬぐいを選んでゴムをつけました。
これで苦しくないと思います。
幅があるので伊達締めのような感じで、
襟元もちゃんと決まると思います。
あと飾りの重ね襟は一箇所だけ留めた。
長いけどね。
もうひとつはお被布の飾りの房を、
湯のしして伸ばす方がいいのか。
蒸気を当てると綺麗にフサフサになるらしいが、
やったことがないからやってみるかな。
とりあえずゆうちゃんの七五三の準備完了です。

また、かんちゃんのお宮参りというものも、
あるらしいのですが、
こちらもけいちゃんのお家から、
お祝い着をお預かりしています。
ゆうちゃんのお母さんは多分着ないと思うけど、
娘は着物を着ると思う。
けいちゃんのお母さんから頂いた着物と、
うちにある帯を合わせたらどうかと思っている。
今度娘がきた時にでも相談。
こういうことをやっていると、
本物のお婆さんみたいである。

自転車で新宿へ

昨日は自転車で新宿の本屋に行ってきた。

中央公園の前が少し登りだけど、
まぁ大したことない。
普通のママチャリだけど。
欲しかった本をまとめて3冊、
世界もゲットした。
しかし自転車の置き場に困る。
ひっきりなしにガードマンや駐車違反取締人がくる。
邪魔になるわけでもないのに。
ブックファーストについたら息子からメイルで、
今日は七五三の着物を着せてみたいと、
ついてはランチ込みで来るらしい。
そんなんでいるものだけさっさと買って、
お昼のことを考え、帰る途中のスーパーで、
ひき肉とねじりんぼうパスタを買う。
ミートソースを作ったが、
今日はちょっとスパイシーにしてみたら、
美味しくできた。

着物の方は腰で調節すればそのまま着れた。
ただお被布の肩上げが取れているので、
それを直すのと、腰紐が長いから、
なんかいい方法はないかと。
大人用の付け襟のお被布の房と同色の、
可愛いピンクがあったので、
それをつけたいんだけど、これも長いからね。
邪魔になるかしら。
まいろいろやってみる。
ゆうちゃんは下膨れのお顔が着物用で、
よく似合った。

このところ本は読んでいるが、
紹介する気持ちになかなかならん。
日本人が総出で私をムカつかせてくるからね。
どうしてもテンションが上がらない。
ま、少し涼しくなったのは良かった。