松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

バラコガネムシさん

この本の中に、

バラコガネムシさん、

と言う人物が出てくる。

糸で足を括ったバラコガネムシを、

頭の周りにブンブン飛ばして、

歩いている。

帽子にたくさんの鳥の羽をさしている。

唖であった。

ジュリー坊ちゃんは、この彼から亀を買い取る。

これが大江さんの本にでできたアキレスです。

薔薇の名前にも出てきたが、

昔から道をながれ歩く人々はたくさんいた。

コミュニティから弾き出されたか、

飛び出したか、

あるいはそうするより他なかったのか。

私は少し前いたずら描きのスケッチで、

羽のおじさんと言うのを描いた。

帽子に羽を付けて、

杖に小鳥を止まらせて歩くひと。

これがあまりにもバラコガネムシさんに、

似ているのでびっくりした。

かんちゃんにどうかしらと見せた時、

よくない、と言われたので、

そうかなぁと、挫けてたんだけど、笑

このおじさんの絵を、

ちゃんと仕上げてみようかな。

それと、この流れは、

網野善彦の本の再読ではないかと、

今一冊持ってきた。

森浩一先生との対談。

「馬船常民」でどうでしょう。