松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

反平等

今月の世界の特集は、

反平等と、入管よ、変われ、
この二本立て。
どちらも読んでいて耐え難い。

酒井隆史氏の、
「反平等という想念」は本当、
隅から隅までこの通りで。
またしても「オメラスから歩み去る人々」
から始まる。
このグィンの短編は色々なところで、
出てくるので少し前古本で買った。
ここでは、これの日本での読まれ方、
について書かれているが、
まさに暗澹たる気持ちになる。
「なんとしても生に序列をつけたいというサディスティックな欲求」
これ、ほんとこれ…
そしてまたしても、グレーバーからの引用。
まず一冊読みたいと思っていたが、
読むならどれがいいかな。
今回の引用は何からかわからないが。
新自由主義は、自由を希求する気持ちを、
窒息させる事に成功したというのは、納得。

自由を求めず平等に反対する、
私たち日本人!!