急須完成?!
人形の足をくっつけるために、
金継ぎセットの漆を出したので、
ついでに今度やろうと思って、
積読になっていた、
急須の蓋と小皿の修理を始めた。
蓋は真っ二つに割れてしまった。
小皿はずっと欠けたまま使っていて、
欠けた時のカケラはない。
こう言うものはやり方が変わる。
漆は私の持っているセットでは、
マニキュアそっくりの小瓶に入っているが、
まさに中身は茶色のマニキュアと言った感じ。
トロリと垂れる。
貼り合わせる場合と違って、
カケラのない欠落した部分は、
垂れないこってりしたペーストで、
埋める必要がある。
今回初めて、ごはんつぶ、刻苧綿こくそわた
麻の繊維を細かく砕いたもののようだ、
木の粉などを混ぜた、
硬めのペーストを作った。
これを埋め込んで今乾かしている。
このお皿は、縁が波打っているデザイン。
そこんとこ綺麗に磨いて整える事が、
果たしてできるもんか、自信はない。
硬化に時間がかかるので、
二つを時間差の同時並行でやっている。
というわけで蓋の方が固まった。
ここから砥粉の漆で滑らかな層を作ってから、
すうるしを塗り、金を撒くのだけど、
この焼き物はガサゴソの肌で、
こういう色合いだし、
普段に使う急須だし、
貼り付けただけで完成にしてもいいかなと。
貼り合わせは漆と小麦粉。
良く分からんが、漆の接着力は、
妙に信頼感あるので、
これで使ってみるかなと。
相変わらず適当なわしや。