アナキストの続き
頭良くないと色んなことを言語化するのは難しい。
自分の頭に見合ったまとめ方をしちゃうと、
単純すぎて事実を反映していないだけでなく、
そのまとめに今度は影響されて、
事実の方を当てはめようとしてしまう。
だからま、ここらはよくわからんけど、
なんとなく引っかかるな程度にして置く。
そういう風に何十年も過ぎて、
ある日突然はっきり繋がってわかることがある。
最後のきっかけは、
世界の酒井隆史氏によるブックレビューであった。
今回のアナキスト宣言はそういう風であった。
酒井氏は文化人類学系の3冊の本を絡めて紹介している。
「現代においてーおそらく近代と言ってもいいのかもしれないが、わたしたちの想像力をもっとも根深く制約し、想像力の活発で奔放な運動を囲い込んでいるイデオロギーとはなんだろうか?
その一つが「国家の必然性」であることはまちがいない。」
こういう文章から始まる。
3冊中の一冊の著者デヴィッド・グレーバー氏は、
つい先ごろ若くして亡くなった。
私は出会ったばかりで良く知らないのに、
めちゃくちゃ残念がっている。
スペインのこと、メキシコのサパティスタ、
マーク・ボイル、
生物や山の本や鬼の話なんかも、
みんなここに繋がっているように思う。
とりあえずグルーバーの、
「民主主義の非西洋起源について」を読んで、
いろいろ確認したい。
私にはちょっと難しいかなぁ。