松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

2016-01-01から1年間の記事一覧

来春の狂言

来春早々7日の萬狂言は、万蔵の長男虎之介が万之氶を襲名する披露の会である。三番叟の披きがあるので、久々に見にいくことにした。他の演目に柑子(こうじ)というのがあり、姉がこの台本のコピーを送ってくれたのだが、読んでみると妙に面白い。つい声を出し…

「土と内臓」さわり

「土と内臓」があまりにもすごくて、まだ途中だが、また衝撃を受けている。地質学者と環境計画分野の生物学者である夫婦が、自宅の庭作りで、ゴミ同然のほとんどただのものだけを使って、(スターバックスの捨てたコーヒーかすとか、笑)5年間で土壌改良を成し…

伝通院

昨日のお葬式は伝通院というお寺であったのであるが、やけに聞いたことあるなぁと思ったら、超有名なお寺であった。歴史は室町時代にさかのぼる浄土宗の寺である。江戸時代には、徳川の菩提寺で寺領860石という。一時は1000人を超える学僧を抱えた学問所でも…

靴下

金沢は雪が降ったようである。東京も今朝などは霜柱が盛大に立っていた。そろそろ靴下を履いたほうがいいだろうか。靴を履く時は靴下は履くのだが、家に帰るとどうしても脱いでしまう。去年雲取山に登った時、確か11月の初めだった。人々がごっつい靴下を履…

お葬式に、

今日は葬式に行ってきた。古い知り合いが、私より若いのに、突然死んでしまったのである。東京の葬式は、吹きっさらしの外に立っている場合があるので、ワンピースの喪服は寒かろうと思い、黒のズボンと母の形見の黒のベルベットのブラウスにした。ズボンは2…

聖護院大根、中村哲、

大きい聖護院大根があったので、どうして食べるかなぁと思って、インスタントべったら漬けにしてみることにした。小さく切って風干しして、今塩漬けにしたところ。塩の加減も適当で、ちょっぴりだから重石もしない。少し水が出たら、甘酒につけようと思う。…

本が届いた

「土と内臓」が届いた。すごい題だけど。扉に「失われゆく我々の内なる細菌」の著者の、マーティン・ブレイザーが推薦文を書いている。今日ついたみすずの新聞の一面の下の、他社の本の広告欄にも、築地書館の「土と内臓」の広告が出ていた。うん買ってよか…

今日は寒いねぇ

日本は、取り残されるというより、逆走しているわけですが、経産省にも電力会社にも、頭のいい若手はいるはずで、世の中の状況を見ているはずなのですが、そういう人たちはどんな気持ちで働いているのでしょう。経団連のトップなどのじいさん経営者は、自分…

カジノも…オスプレイも…

ため息しか出ない我が国の惨状だ。太陽光が、3円、海上風力が6円にまでなっていると。1kwあたり。ガラパゴスに失礼だから、あれだけど、日本の取り残されぶりは凄まじいものがある。http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1612/12/news025.html

三島に逃避中

三島由紀夫の「古典文学読本」を、逃避読書中であるが、最近出た文庫本だが、これは秀逸なものである。三島はやはりただものでない。すべての論を納得するというわけにはいかないが、文章のあちこちに、実に鋭い理解が、ポロポロ落っこちていて感心する。賢…

粕汁

割に低調な日々を送っている。本が山積みなのに、気分的になかなか集中して読めない。こういう時は、うまいもんを食べるに限るわけで、今季初の粕汁を作った。大根、人参、こんにゃく、おあげ、里芋、シャケ、最後に長ねぎである。普段のお味噌汁は具は2種類…

ふぅ

なんと今日年賀状ができた。私くらいのクソババアになると、とにかくパソコンが不自由なのに、新しいパソコンに変わって、イラストレーターになぜかいろいろ、おかしいところもあって、これは、坊ちゃんか嬢ちゃんのお手をお煩わせないとダメか、と思ってい…

タイトルなし

真鯛による福音書

女子力

昨日の新聞に安倍政権の少子化対策で、婚活に46億円だか補助金を出すってんで、地方の自治体が競ってこれをもらって、婚活イベントをやっているという話。要するに自治体がお見合いさせたり、女子力アップ講座をしたりしている。女子力とはいかなるものか、…

終わった

TPPは一括で可決の流れやね。にゃんとまさんの、関連法を通したいんだと言うつい、そうかそうなんだと納得した。関連法はTPPを前提に、国内法の、様々な規制緩和、共同組合つぶしなど、ひとまとめになっているから、これができれば、もう日欧だろうが日米だ…

ポピュリズム?

ポピュリズムという事を良くいうが、私はこの言葉をあんまり使いたくないなぁと思う。だって、私はまさに民衆の一人だし、そういう言い方はずいぶん偉そうに聞こえる。それに必ずしも民衆は愚かなものとは思わない。現在の日本の政治家が、民衆に比べてかし…

築地書館の本

築地書館から新刊案内がきて、またまた面白そうな本がどっさり。とりあえず「土と内臓」を買おうかと思っている。他にもいろいろあるが、一冊で我慢や。要するにまた、微生物ものである。笑ネットで書評を少し読んだが、その中に、お医者さんで自分の子ども…

大隅先生、おめでとう!

ノーベル賞を受賞した、大隅先生のお話が本当に面白い。私は理系は苦手分野だども、この手は実に興味深い。酵母は面白いし、すごく重要。1秒間に体の中で300万個の赤血球ができる、そしてこれは1秒間に壊れる数と同じ。人体は毎日200gのタンパク質を作るが、…

絵の仕事の話

「もっている肖像」にはまっている赤子がいるらしい。癒し系と言われた事はある。これはおじさん(猫好き)だったが。よくわからんが嫌われるよりはいいから、嬉しい。いろは歌留多も人気が出るかしら。やっぱりご本にするのがいいかしら。お金がかかるからな…

祝!!

http://www.huffingtonpost.jp/2016/12/05/dakota-access-pipeline_n_13447688.html先日警察官OBと書いたけど、そういうついがあったので、その時、もしかして退役軍人ではないかと思ったが、そにまま紹介してしまった。やはり2000人の人間の盾は退役軍人だ…

大豆の状況です。

まだ全部ではないのだが、まぁ500グラムはあるだろうか。黒豆も娘一人がお正月に食べるくらいの、粒数はあるかな。笑お米にしても、味噌にしても、黒豆にしても、娘一人の消費量としては、自給自足レベルは収穫できたという事で、それは結構すごいなぁと思う…

わからん事ばかりや

愛国心的なものは、なぜ暴走して、他民族排除、人種差別的になっていくのか。本当に庶民は愚かなのだろうか。本当にトランプはまずいのか。ヒラリーが良かったのか。アメリカの差別主義者の言動はニュースになっても、アフガニスタンでイランで、殺された人…

激動の時代かよ

イギリスがEUを出たのは、今は正しい選択だったように思える。世界中で今、政権交代が嵐のように起きていて、脱退の連鎖が起きかかっている。EUにしてもNATOにしても国連にしても、アメリカとお仲間が牛耳っていて、好き勝手にむしりとられる餌食になってい…

「日本の枯葉剤」4

枯葉剤に行きます。ここは結構入り組んでいてわかりにくいので、少し整理します。枯葉剤とはどういう物か、ベトナムでの使われ方、生産に関して、副産物の処理とその後の在庫の処理についてなど。枯葉剤というのは、もともとは農業用に開発された除草剤であ…

尻尾の話

久しぶりにキノボリカンガルーの良い写真がきたので、思わず保存する。きのかんは有袋類であり、ニューギニアに住む樹上生活者である。私は昔から動物の尻尾に深い興味を寄せているのだが、これの尻尾が異常に長いのが気になる。長すぎて尻尾の先まで入った…

「日本の枯葉剤」3

本文に入ると、最初は沖縄の毒ガスの話である。沖縄は返還前の時期。度々起こるガス漏れや爆発や、事故が絶えないことで、返還前に毒ガスをすべて撤去して欲しいという、悲願があった。沖縄は実際にアメリカ軍の毒ガスを保管基地のようであった。これに対し…

ダコタパイプラインのこと

ダコタパイプラインの、反対運動とそれへの政府に弾圧が続いていますが、関連のニュースがいろいろありました。アメリカの警察OBの有志2000人が、人間の盾になるため現地入りしました。現場で、こんな事をするために警察官になったのではないと、その場でバ…

「日本の枯葉剤」2

原田和明氏は、著者略歴によると九州大分県の生まれ。公害が続出する九州で育ち、環境問題に関心を持つ。化学会社に在籍しながら、生産者側から公害を見つめ直す、というスタンスでこの本を書かれました。確かに化学の専門家ならではの記述も多く、かつわか…

そんなにカジノが作りたいか、そうか

本当に一気にカジノも強行しそうになってきました。答弁ではシンガポール、シンガポールと、馬鹿の一つ覚えのように言っていますが、シンガポール以外うまくいっているところはない。アメリカのどこだっけあの有名なとこ以外は、アメリカにはカジノの残骸が…

「日本の枯葉剤」1

「国策として推進した原発でも同じ事が起きている。福島原発事故に由来する放射性廃棄物をどう処分するか見通しがまったく立っていない。事故そのものがいつ収束できるのか見当もつかない。それなのに国は事故収束を宣言した。その胡散臭さの原型が「枯葉剤…