松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

再開

 おかげさまでこんちさんにはいったため、
途中でやめていた犬を彫りはじめた。
犬だけど、ウサギではないです。

本の方は全集の中の短編集を読み始めた。
いろいろな人の短編を集めたもので、
こういうものを読むのは初めてかも。
二冊あって、どっちにしようかと迷ったが、
久々に河島先生の訳のパヴェーゼの、
未読のものが入っていたのでこれにした。
最初から結構面白く進んできたが、
そのパヴェーゼを読んでたじろいでしまった。
全編を覆う静かさと暗さ。
確かにこれだ。
そしてこれもイタリアの一面なのだと思う。

今イタリアは大変なことになっていて、
請われて中国が全面的に協力している。
ものも人も大量に提供している。
世界中が苦労している時に、
副総理が国会で武漢武漢と叫んでいる。
それを聞いて喝采し溜飲を下げる国民が、
たくさんいることを思い、本当に悲しくなる。
醜悪である。
今回日本が失った信用と勝ち取った軽蔑を、
拭い去ることはかなり難しいだろう。
経済的な凋落以上に深刻な気がする。

 

だめだ、

だめだなぁ、どうしても。

やはりこんなに簡単に説明して、
終わりにできる事ではなかった。
私は何一つ実際にやらず、
やろうともせず、読んだだけだ。
なになら、どう言うことなら、出来るのか。
根本の問題続出の現政権を倒すことすらできない。
デンマークなどでは、
更生プログラムで育成環境などの問題を解決し、
刑務所ががらがらになりつつある。
確かなくなった国もあったはず。
日本では罰を与えると言う意識が非常に強い。
警察検察は逮捕すれば必ず有罪にするし、
国民もそう誘導されている。
日本に生まれた事が不幸の始まりという国になって来た。
子どもの給食のパンにはもれなくグリホサートが入っている。
韓国の子どもは、有機食材でできたお盆から溢れんばかりの給食を食べている。
無料で。


続き

あまりにも説明不足であったのでもう少し補足する。
本のタイトルの、「逃亡に非ず」については、
夜中に叩き起こされ、
ごく短時間で赤軍の要求に応じるかどうか判断を迫られた。
獄中でニュースを知ることもできなかったのに。
何か質問しても刑務所の偉い人も何一つ答えられないのに。
藪から棒過ぎる。
これを断れば人質になっている飛行機の乗客が、
殺されるかも知れないと聞かされ、
その一点で行きますと答える。
にもかかわらず、その時のメディアは一斉に、
泉水は逃亡したと書き立てた。
この時の怒り、
裏切られたと言う思いは想像を絶するものである。
また、泉水氏が国外に出たはずなのに、
今また収監されているのは、
フィリピンにいる時に偽造旅券に関わったとして、
また逮捕されたからである。
そもそもその前の最初の殺人事件に関しても、
彼は全くやっていない。
仲間が彼が席を外した間に犯行に及び、
彼は興奮状態のその人の頬を張ってやめろと言っている。
にもかかわらずこの主犯の人が自殺して、
何故か泉水氏が一切の罪をかぶることになる。
もう次々と不条理が上乗せされて行き、
現在もなお理不尽な目にあっているわけである。

今の方が状況が良くないと言うのは、
事件当時泉水のお兄さんに、警察や新聞社の人が、
出国の見送りに間に合うように、
配慮してくれたことなどについての、
私の感想である。
また近年再審請求の出ている人の、
死刑を執行したり、いきなりオウム関連の執行など、
おかしいことが多過ぎるという、
私の感想である。
入管についても状況は最悪である。
日本という国があらゆる分野で、
劣化退行しているように思える。
本の中の泉水氏の言葉は、
ほとんどが弁護士さんなどへの手紙の文章だが、
大変立派な文章であり、
その考え方も筋の通ったものである。
こんな不条理な目に遭うべき人ではない。
私は何もできなくて申し訳ないが、
ぜひ一日も早く出てこれるように祈っている。

 

 

 

 

 

松下竜一の仕事

「怒りていう、逃亡には非ず」 を読みました。 泉水博と言う現在服役中の人の話。 ダッカ人質事件で赤軍から交換条件として、 解放を要求され、超法規的に、 当時刑事事件で収監されていた刑務所から出て、 日本赤軍に合流した人である。 この本は最近私の読書友達になった、 Y田さんから教えてもらった。 私はもともと刑務所などの拘束施設が気になって、 いろいろ読んだりしていたが、 今世界で連載もしている、 坂上香さんのプリズン・サークルについてメールした時、 返信で話に出た本である。 この泉水さんと言う人は本当に数奇な運命を辿った人だ。 全く政治的背景もなかったのに、 刑務所内で病気になった人を助けるために、 捨て身の抗議をしたと言うそのニュースが、 赤軍に伝わったことが人選に繋がった。 飛行機の乗客を解放するためと言う信念で要求に応じた。 事前に全くお互いを知らないのに、 合流した革命家たちと次第に気持ちを通わせていく。 人々の印象は違うと思うが、 革命を目指す人達は元々、 権力を持たない人の味方になろうと言う気持ちを持った人達で、 時代遅れなほど優しい一面がある。 泉水さんを仲間としてリスペクトしている様子が、 うかがわれる。 この本には、尊敬する弁護士安田さんや、 以前獄中歌集を読んだ大道寺将司氏や、 すっかり私をげんなりさせた広河さんなど、 いろいろ出てくる。 人質事件の全容が知れてよかったし、 転び公防の本物も出てきて、いろいろ興味深かった。 検察や警察や刑務所、メディアの実態は確かに酷いが、 もしかして今の方が良くないかも知れない。 現在死刑を執行する権限のある法務大臣が、 壊れていると話題の彼女である。 実に恐ろしい国である。 この「やま」の本の紹介記事で偶然出会ったのに、 Y田さんとは本の好みが妙にあう。 あまりないことなのでとても著嬉しい。 

松下竜一著 河出書房新社

 

 

おわりー!

なんか悩みすぎて、色で混乱したが、

これで終わりにすると決めて、
蜜蝋で磨いた。
ずーっと彫ってたから、なんかできてしまって、寂しい。
もっといろいろ彫りたいけど、
木がなくなったしな。
悲しい。

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3月11日だ

今日は3月11日、心静かに、

お雛様を片付けた。
娘の結婚式の時、お借りした簪を磨くため、
輪島の漆屋さんから買った、
漆磨きの布が役に立った。
綺麗に拭いて、いつになく丁寧に片付けた。
お道具もアレだけど、どんどん増えた、
土人形や張子などの玩具が手がかかる。
来年はお内裏様はお休みにして、
五人囃子を出してやろうかと思っている。
ちょっと顔が汚れてるけど、たまにはね。
気味が悪いほど暖かい。
春がはやい。

法務大臣が狂ってる。
黒川定年延長の件で慌ててそうする理由が、
最近あったのかと聞かれて、
3.11の時検察官が真っ先に逃げて、
とか言い出して、何いってるのかと、
呆気に取られたが、今日になってみると、
3.11に絡めて民主党政権の悪口を言ったら、
ポイント10倍ね、とか首相に言われたのかも。
なんのポイントかよくわからんけど。
なんか気味が悪い。
頭だけでなく態度も性格も崩れてる。

イタリア厳しい、、

イタリアの線引きは60歳らしい。

思ってたよりずっと若い。
イタリアは致死率が高めで、
ウイルスのタイプが違うのかよくわからんが。
わたしは長く患うよりコロナで死んだ方がいいかもと思ってたから、ちょうどいいか。
日本だけダントツ変なグラフになっていて、
誰が見ても奇妙なもの。
この図がはっきり示しているは信憑性が微塵もないという事だけ。
これからどう言うことになっていくのか。
少しでも具合悪くなった年寄りは、
一ヶ所集められて殺処分か。
鳥さんや豚さんのように。
ま、そうなれば医療費、介護、年金など、
諸々の問題が一挙解決する。