松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

椋鳥、すまんかった

最近燕をよく見かける。
燕は飛び方がかっこいい。上手い。
それに比べると椋鳥なんかはずいぶんどんくさい飛び方だなぁ、
と思っていた。
昨日ちょうど椋鳥が目の前で草むらをつついていたので、
よく見ていたら、
彼らは我々と同じように二本の足を交互に出して歩く。
そう長くもない脚なのに。
雀なんかは足を揃えて跳ぶように歩く。
もちろん燕は地面には降りない。
空中が餌場であるから。
椋鳥はとても素早くスタスタ歩いていた。
鶏なんかもすたすた歩くが彼らは飛ぶのは苦手だ。
そう考えると椋鳥は両方上手いとも言える。
みんなライフスタイルに合わせて、
うまいことやっているんだなぁ。
椋鳥をどんくさいと言って申し訳なかった。
ごめんね。

のこやまくん登場

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昨日は久々のノコギリストの仕事をした。
のこやまくんの登場。
これは結婚式でもらった大きい木のおまけのチビです。
スケッチしてプロポーション的に余分な分を、
切り落としました。
ノコギリももう少しうまいかと思ったけど、
曲がったりずれたりで、時間がかかった。
まるころの木を彫るのは大学一年の、
共通彫塑の授業以来です。
こんちさんは家にあった擬木を使った。
木の粉を固めたもので、木目も向きもないから、
非常に扱いやすい。
原型なのでこの時はこれで良かった。
今回小ぶりな鑿を一本買った。
この前見た神様を彫った人はどんな道具を使ったのか。
よい鑿はあったのだろうか。
今も昔もこうして少しづつ彫っていくしかない。
檜は今も昔も檜。

返す言葉なし…

グリサホートの記事がつぎつぎいろいろ出てくるが、
ベトナムでも使用禁止になった。
アメリカでガンの原因と認められた判例の他に、
同様の訴訟が9000件控えてるといつか読んだが、
それがいつの間にか1万4000件に増えていた。
もうグリサホートは世界中から追い出され始めている。
でもモンサントはこういうことには慣れているっていうか、
裁判は一般的に時間がかかるから、何があっても、
その間にも場所を変えてできる限り売り切る。
そんな感じで今までもやってきたように思う。
今日本に積み上げられているラウンドアップは、
世界のいろんな場所から追い出されたぶんで、
弱り目のモンサントを全力で応援しているのが、
日本ということである。

国連ではついにフッ素化合物を禁止するらしい。
フッ素加工に関してはもう何十年も前から、
問題になっていた。
これも日本では嫌という程溢れかえっている。
プラスチックと同じで。

また日本はアメリカの兵器を大量に買うと共に、
自衛隊アメリカ軍の下部組織にしようとしている。
日本はお金を払って人も出し、使うのはアメリカである。
アメリカは兵隊も兵器もただで手に入れる。
戦争好きの米軍を全力で応援しているわけだ。
もちろん基地も自腹で作って。

ここまで来ると日本人が病気になり、
貧乏になり死ぬというだけではすまなくて、
世界の他の国にとっても非常に迷惑になるから、
憎しみの対象の国になりつつある。
モンサント原発や使い捨てプラや、気象変動や、
そういうものと必死に戦っている人たちの足を引っ張る国。
海も空も繋がってるのに。
どうゆうつもりなのと言われたら、返す言葉がない。

樋口元裁判長!!

今週の赤旗日曜版に、大飯原発の時裁判長だった、
樋口英明さんのインタビュー記事がある。
2015年の福井地裁のこの判決文はやまにも載せたはずです。
私は非常に感動し、こんな裁判官がいたかと、
勇気付けられたことをよく覚えています。
樋口氏はその後、案の定の左遷的な、
民事の裁判所に異動になったはずで、
その後退官されています。
裁判官は退官しても担当した事件については、
喋らないという伝統があるそうですが、
それを破って今講演活動をなさっています。
それを語ることは私の責任と述べておられる。
写真があるが、実にいいお顔である。
今や最高裁は政権に人事を掌握されていて、
こういう判決文は出ない。
様々な分野で異様なあべかがおきている。
国連の勧告にもそっぽを向く。
数少ない個人の頑張りが頼りの状態。
一人一人の国民が発言し行動に出て、
おかしいと異議を唱えない限り、
どうにもならん。

「古都の尼寺」

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ごくたまにこういうことがある。
つい最近読んだ本とその後に読んだ全然別の本が、
偶然急に繋がるという事が。
この本は先だって、お家を建て替える方から、
様々なものと一緒に頂いたものである。
しばらく読まずにいたが、このたび手にとってみた。
中は半分が写真である。
奈良と京都の尼寺だけを紹介している。
中に厭離庵という寺が出てきた。
藤原定家の山荘の跡がお寺になっている。
それも尼寺に。
びっくりである。
定家の塚があると言うが、墓ではないのかな。
息子の為家の墓はあるらしい。
小倉山の麓であり、ここで晩年の定家が歌を選んだ。
小倉百人一首の名前の元である。
定家は72歳で出家しこの山荘に隠棲した。

定家は65の時に若い召使いに子をうませているが、
この子は女の子で尼になるべくもらわれていく。
仁和寺から迎えの牛車が来て連れて行ったと。
良いお寺にもらわれてよかったと喜んでいる。
こういう記述も明月記にはある。
定家も父の俊成も、正確にはわからないほど、
子どもが多い。
父は92歳息子は80歳まで生き、
あちこちに子どもを作り、大量の歌を詠んだ。
甚だ精力的な人間と言わざるを得ない。

「古都の尼寺」今東光著 写真葛西宗誠
淡交新社 昭和36年初版発行
580円(!)

畑界隈

万願寺を畑を畑に下ろしました。
えるじの縦の方に3本植えました。
ピタゴラスイッチ的な畑界隈、立葵いりです。
1週間ほど前に木酢液の濃いやつを蒔いたので、
ナメクジは逃げたようですが、
ダンゴムシはちょろちょろいます。

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展覧会とお宅拝見など

昨日はでんちゃん夫妻の個展に行ってきました。
田松さんは今回は立体があって面白かったです。
田ちゃんの線の表現も、なにげに不思議なものでした。
おしゃべりしてないでもうちょっとゆっくり見ればよかった。
場所は下北沢の武蔵屋画廊です。
新しくてきれいないい画廊で、
ここいいなぁと思ったけど、ちょっと高いかなぁ。
どっちにしても次の個展を考えるような段階ではありませんが。

そして今日は味噌作りのヤングのお宅にお邪魔しました。
新しくお家を建てたので拝見に。
小さい家と言ってましたが工夫して作られていて、
住み心地は良さそうです。
あちこちに窓があって風通しが良いのもいいね。
新築祝いに何かプレゼントしようと思ったら、
やっぱ絵でしょう、ということで、
我が家に腐るほどある絵の中から、
どれが彼女にぴったりかなぁと悩んで選びました。
私の絵は可愛い系からキモい系真面目な系まで、
幅広い品揃えでこういう時には便利。
めっちゃうれしいです!ときにいってくれてよかった。