松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

自由に魅力を感じないという事

共謀罪マイナンバーと戦争法案、
この三つがほぼ成立したので、
完璧な三点セットと成りました。
これでほぼ独裁政権にたてつく事は難しく、
国民主権という概念はなくなったという事ではないか。

だいぶ前から傾向として自由を尊ぶという事が、
重要と思われなくなっている。
独裁者に身を任せてもよいと。
だからこういう状況を人は受け入れるのだろう。
自由に伴う自分自身での、
判断や決定を下す事をしたくない。
自由がもたらす新しい発見や面白い事は、
諦めてもかまわない。
予定調和的なそこそこの人生を、
自分は規則を守って人に迷惑もかけない、
良き民であると信じて生きる事を選ぶ。
そういう考えをかえることはむずかしい。

私は自由がいいなぁ。

 

蔑まれるニッポン

公共放送BBCはNHKとの番組交換を中止したということです。同じ公共放送とは考えられないという理由です。NHKは公共放送の役割をすでに放棄したと考えれば期待感もなくなるのではないか。戦時の大本営と変わらない。

筑紫哲也さんついとより

BBCだってただの西側メディアの一つだけど、
こうして露骨に軽蔑の眼差しで、
我々と一緒にしないでねと言われてる。
優秀で高給取りのNHKの社員たちは、
少しは何か感じないものか…
感じるようなら、皇室ネタを引っ張り出さないか…

朝日少し見直した。
止まるな続報出し続けろ!

子ども、犬、管理の事など

最近目にすることが多いのは、
テストができてよくいうことを聞く、
先生や親に褒められて育った良い子が、
良い大学に行って高級官僚になるから、
上の意向ばかり気にして、自分の頭で考えられない、
話にならん…てな感じの言説。

これは私も大筋同意するところである。
ただ、ちょっと違うんではないか…と思うのは、
それは子ども本人が悪いんじゃなくて、
そんな評価しかしない親や教師がダメなんだろう。
子どもが親や先生に褒められたいと思うのは、
ある意味自然なことだろう。
人は賞賛されることが大好きだし。
人間ばかりではなく犬もそうです。
以前犬が散歩に出て、幼稚園のこどもの集団に出会って、
口々に、「わんちゃんかわいー!」と賞賛された。
その際のビフォアアフターの写真を見たが、
これが、笑えるほどの変化!
ビフォアのやる気のない感じから、
アフターのお目めのきらりんの変化ったら!笑
だからね、皆にでくのぼーとよばれ、
褒められもせず苦にもされず、いつも静かに笑っている、
というのは実はすごく難易度の高い事なのです。

記憶力がよくてテストに強い、
管理しやすい従順な子どもばかりを、
高評価する大人が悪いに決まっているんじゃなかろうか?
そこは当然だと言わんばかりなのは、
言ってる人もそういう価値判断なのだろう。

こう言っちゃなんだが、昔の小説など読んでいると、
多様な評価の仕方をする先生や親はいくらでも出てくるぞ。
型破り的な教師もけっこういたっぽい。
現代のような単一な評価の仕方は、
当たり前でもなんでもないと思う。
どちらかと言うと恥ずべきことである。
イナダ大臣が、私はあまりにも記憶力が良いので、
云々という答弁をした時、
記憶力が良いのは現代では物凄い高評価なんだろうなぁと、
やや呆れ気味に納得した。
みんな個性とかなんとか言うくせに、
大きくはみ出れば即問題児だ。
管理しやすいということは、
親や教師にとって、それが楽だからであって、
たぶん子どものためでもなんでもない。

ちょっと偉そうだった?笑
私自身が立派な親とは全く思ってないけど、
子どものことだけじゃなくて、
人間は本当は自分のためなのに、
相手を思ってのことであるかのように、
都合よく誤魔化しがちである。
そこはなるべく意識する必要がある。
努力と勇気もいる。
だって、他の何より強いのが自己愛であるから。

大逆事件の屏風

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共謀罪に抗議して、
丸木美術館では大逆事件の屏風を、
特別公開していると。
こんな絵を描いていたとは知らなかった。
批判精神がこの筆力で、屏風という形になっている。
すごい。

http://www.aya.or.jp/~marukimsn/

今日のおかず

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鳥の手羽中のどっさり入りを買ったので、
相も変わらず塩麹に漬けておいた。
これをフライパンに並べて、
オーブンでてきとう分焼いただけ。
簡単すぎる。
こういう風に使えるように、
前のフライパンがダメになった時に、
取っ手の取れるフライパンにした。
これが本当に予想以上に大活躍である。
ハンバーグは特に両面軽く焼いてから、
オーブンに入れるとむっくり膨れて、
大変美味しく焼ける。
時間も短縮されて良いことづくめ。

今日はこれにインゲン豆の茹でたのに、
マヨ醤油麹。
さつまいもが一本残っていたので、
少しの水にバターちょっととお塩を入れて、
火にかける。
人参のグラッセなんかもこんな風だが、
おさつは人参より身体が弱いので、
水は少なめでさっさと煮る。
柔らかくなりそうなら蓋をとって水気をとばす。
これが崩れないで美味しくできた。

あとは切り干し大根と竹輪とお揚げの煮物と、
切り干し大根のお酢の物。
お酢の物も美味しいね。
(今姉の家で流行っているやつ)
今日は煮物も柔らかすぎず好みの歯ごたえにできた。

 

美しい立派なみなさん

多くの人は人間が大好きらしいが、
生物の中で哺乳類の中で、
「見かけ」で考えた時に、
ヒトは随分ショボいし、どっちかいうと不気味だと、
私は常々感じている。
とりわけほとんど体毛がなく、
一部だけふさふさ残っているあたりが特に気持ちが悪い。
皮膚の色と体毛の色がはっきり違うタイプほど、
違和感がある。笑
イケメンだの美人だのといっても、
そこんとこは一緒なわけで。
立派な哺乳類の写真と比べると、
どう考えても貧相である。

色々やばい今日この頃、
見かけが立派な哺乳類の皆さんのご尊顔を、
見て気分転換してみたい。

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