松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

いつも農業問題をわかりやすく書いてくれる、
印鑰さんの記事を引用させてもらっているが、
この難しいお名前は、
中世の「鍵とハンコ」を管理する役職のことだった。
今読んでいる網野さんの対談集に出てきました。
多分ご先祖は、
その様な重いお役を担っておられたのではないでしょうか。
いんにゃくかと思っていたけど、
いんやくが正しいようである。
先日読んだ「すべての見えない光」に出てきた、
盲目の少女のパパも、博物館の鍵の管理人だった。
こういうポジションは、仕事も間違いなくできて、
人格的にも破綻のない正直で誠実な人が選ばれるのだろう。
私は絶対選ばれない自信がある。
しょっちゅう鍵をなくしたり探したりしているし。
この前も郵便局で自転車の鍵を見失い、
親切なお兄さんに届けてもらった。
これ二度目で、このお兄さんも完全に覚えていた…