松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

武道館で行われた戦没者追悼式の写真をみて、
わたしは菊の数に驚いた。
この日のためにこの日に合わせて、
全国の花の生産者は、白と黄色の菊を、
やまのように育てたのだろう。

菊のやまのまえに大きな霊と書かれた柱が立っていて、
その両脇に壺のような花瓶に、
菊と百合が生けられている。
このお花の形態がとりわけ不思議である。
これは一体なに風なのか?
菊と百合の組み合わせはこれでいいの?
菊のやまの頂上から百合の群れが飛び出している!
あまり美しくない。
いけばなではなく、菊花展の菊人形の流れ…?
(菊花展はすごく面白いから大好きだけど。)

菊という花は確実に需要のある花なんだな。
菊農家が儲かるならいいけど、
なにもここまで山盛りにする必要もないような気もする。
こういう会場の設営も、デンツーがしてるのかしら。