松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

「ねずみとくじら」

久しぶりに、

お孫さんたちに絵本を読んでやった。

「ねずみとくじら」

ウィリアムスタイグ、瀬田貞二の訳。

何と言うことも無いお話なのに、

最後に読んでる私が泣きそうになる!

絵本というのは、

いつも不思議なんだけど、

絵が素晴らしく独創的だとか、

話の筋が意外だとか、

洒落た捻りがあるとか、

大いに笑わせてくれるとか、

そんな大げさな事はひとつもないのに、

素晴らしい、という本が沢山ある。

これは何なんだろう。

この本は近所に住んでいたお話おばさんが、

お引越しのとき、

欲しいの持ってっていいよ、

と言ってくれて、選んだものの一つである。

この上手く言葉にできないのに、

間違いなく素晴らしい、

そんな絵本の魅力を、

子どもたちに伝えていければ、

いいんだけど。