松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

健全な国

今回のロシアに対する制裁は、

全く効果がないだけではなく、

非西側の結束を強める結果になった。

フランスの学者さんの記事読んで、

なるほどと思った。

西側がロシアちょろいと思っていたのは、

GDPに惑わされたせいである。

ロシアのGDPは西側諸国にくらべると、

ささやかである。

GDPの算出方はよく知らないが、

それには、いわゆるブルシットジョブの分が、

たくさん入っている。

あらゆる金融商品や、サービス、

法外な弁護士のお金など、

これらが無くなるとごっそり減る。

それに比べてロシアの場合、

本当に昔ながらの実体経済というか、

余計なものがなくて、

製造業がしっかりしている。

国内で全て賄って一貫生産できる。

わが国も少し前までは、

ロシアのように資源はないものの、

家電や音響機器、精密機械など、

それなりに優秀なものを作っていた。

今ではみんなアウトソーシングと、

バラバラに細分化され、

技術者、労働者も育っていない。

ロシアは、ロシア人も我ながらびっくり、

と言うほど、底力があった。

これに食料の自給の高さも加わり、

非常に健全である。

わが国、種や肥料の分を加味すると、

自給率10%切るかもと、、

供給が途絶えると餓死する可能性もある。