松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

ジョルジュ・バタイユ

珍しくゴンブトの額を買ってみた。

また額装してくる。


ジョルジュ・バタイユと言う人がいるが、

お名前しか存じ上げなかったのだが、

最近読んだ本にたまたま出てきた。

この人に蕩尽論というものがあって、

「蕩尽とは、目的のために支払われる労働と対置される概念。非生産的な消費を意味し、他の目的を目指さない。有用性に従属しない遊戯的行為とされる。」

バタイユはこれを、

戦争、性行為、宗教的儀礼、贅沢、

芸術などに見出している。

ラスコーの壁画も!

これを読んで私は膝を打った。笑

私のやっていることは、まさにとうじん!

非生産的な遊戯行為である。

ちなみに私のは芸術では全然ないからね。

芸術家の中には、

職人仕事や趣味とみなされることに、

非常な憤りを感じる人は結構いるけど、

あれは権威主義的な差別思考で、

みると不愉快になる。

どんないいものを作っていてもおさらばや。

私のやってる事に名前がついて、

とにかくすごく嬉しい。

貨幣価値や有用性に従属しないことを、

これからも出来る限りやっていきたい。