「世界の使い方」続き

友人と書いたが、

正確には、ティエリ・ヴェルネ、

絵描きである。

二人は共にスイスのジュネーヴの人。

この本には彼の作品がたくさん載っていて、

どれも素晴らしい。

表紙の絵は、下田昌克氏によるもので、

本の中身に相応しくないと言うわけでは、

決してないが、

何故ティエリの絵を使わなかったのか、

なんとなく不思議である。

中にはたくさん出てくるし、

この絵によって彼らが旅した土地の、

イメージがよく伝わってくるのに。

表紙に名前が載っていないのも、

おかしいと思う。