松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

呪われろ、嫌がらせじじい

このところ続けて、

爺さんが女子供を捕まえて、
嫌がらせの言葉を投げつける話を読んで、
気が滅入る。
そうして、老害と呼ばれる。
これらのジジイは間違いなく、
嫌な中年だったはずで、ついに嫌な老人になったのだ。
しかし、嫌な赤ちゃんではなかったはずで、
よくない日々を過ごしてきて、
何にも学ばずに生きてきたんだろう。
悲しいね。
昔から老人は長い経験から得た知識や知恵を、
若者に伝える重要人物だったはず。
動物でもそうで、ある水不足の年に、
水場を探して移動するゾウの群れの先頭で、
道案内するのは最年長のおばあさんだった。
というのを読んだことがある。
何年か前のやはり雨の少なかった年に、
群れはそこへ行った。
その時の記憶を頼りに生き残りであるおばあさんが、
案内したというわけであった。
経験は宝であるはず。