松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

テーラーカラー

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だいぶ前から、ヘチマ襟のままか、
テーラーカラーにするかを迷っていて、
後者に傾いて、少しづつ襟を小さくしていた。
娘にどっちがいいと思う?と聞いてみたら、
めんどくさいかもしれないが、
テーラーカラーだろうと、即答であった。
めんどくさみに関しては嵐のようなそれを、
何度もくぐり抜けて、
こんにちのこんちさんがいるわけだから、
襟に刻みをつけるぐらいは突風のうちにも入らない。
そんでもって軽く刻んで見た。
なかなか良いのではないかと。

そうしたら突然40年以上も前のことを思い出した。
私の学生時代といえば、
みんな経済の許す限り、
それなりにおしゃれを決めているつもりであったが、
大方の系統とすればジーンズ系であった。
中にはアイビー風にジャケットを着ている、
綺麗めのものもあったが、
結構汚めのタイプもちらほら。
その中にあって入学以来燦然と輝く、
スーツ姿の男子がいた。
当然テーラー岩崎と呼ばれていた彼は、
実際家が紳士服の仕立て屋さんであったらしい。
彼は元気にしているかしらと思い出したのである。
今もスーツで決めているだろうか。