松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

赤ちゃんの力

赤ちゃんといえば、「チャヴ」では、
シングルマザーがすごく叩かれるわけです。
家庭が崩壊していて躾が出来ていない、
性道徳が話にならない、みたいな。
髪振り乱したシングルマザーが、
チャヴの典型として出てきて、
テレビなどでも軽蔑の対象になる。
これ本当に理想の家庭像みたいなもの、
いつの事かわからん伝統的な家庭とかを、
押し付けるとことか、あれにそっくりだなぁと思う。
イギリスにも、政治家や国教会の聖職者や、
大企業の経営者などが名前を連ねている、
「イギリス会議」って奴が、絶対あるだろ、
と思ってしまう。

チャヴの著者は若くして子供を持つ事は、
必ずしも悪い事ではないと書いている。
イギリスの労働者階級の若者はとにかく仕事がない。
だから収入もないしそんな境遇では、
夢の持ちようもない。
そう言う状態でも赤ちゃんが生まれると、
子どもを守るために頑張ろうという気持ちが起きる。
赤ちゃんはやる気にさせる力を持っているのだ!
条件など何もつけず、赤ちゃんを持つ人たちを、
サポートする仕組みを作れば良い。
それだけなのに、それがどうしてもやりたくなくて、
四人産んだら表彰とか言い出すっていうね。
山東昭子はもちろん日本会議の人です。