松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

下界に戻りました

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無事に山から帰ってきました。
燕岳、大天井岳から常念岳と回って、
下りてきましたが、お天気が良く、
素晴らしく美しかったです。
娘の夫のけいちゃんが、下りのガレ場で足首を痛めて、
常念岳からの帰り道が大変でした。
この辺りはがれ場ばっかりで、見渡す限り石ころですから。
前から足首の関節が硬いという話はしていて、
最近は良く動かすようにしていたのですが…
私は体力もないし登りではへたばるのですが、
下りは得意なのは、
ひとえに関節が柔らかいからだとわかりました。
トレイルランニングしている人などの歩き方を見て、
私も勝手に真似をしているのですが、
一歩一歩ドスンと足をつかずに、
トントンと石に足を当てるようにして下ると、
スピードも出て足の負担も少なく、
何よりバランスとるのが面白いです。

大天井岳は2922mもあるのです。
そんなに高いとは知らなかった。
360度ぐるりと山で素晴らしい眺めでした。
このくらいになると、少し高山病が出てくるらしく、
娘は頭が痛く胃もムカムカするらしいです。
私はちょっと胃が気持ち悪い気がした程度ですが。

ハイマツの林の上を、
たくさんのホシガラスが飛んでいました。
ハイマツの松ぼっくりを取っては、
種を食べていました。
あれは栄養価が高そうです。
非常に近くで見ましたが、思ったより大柄で、
立派な鳥です。
ホシは顔から胸にかけて付いていて、
下半身は黒く飛ぶと尾羽の先が白い。
翼の先はトンビのような丸い切り口です。
猿もいたし。

最初の小屋はキャパシティの、
2倍以上は入っていたんじゃないかという、
超満員でお布団2人で一枚という、
オイルサーディン状態で、寝られたものではありません。
山小屋は大抵暑くて、
私は山では十分寝られたためしはないのですが、
2泊目の常念小屋は、偶然同じ部屋の人にキャンセルが出て、
我々だけで独り占めできたので、
初めてよく眠れました。
そんなんでなかなか良かったんだけど、
けいちゃんもしばらくはおっかなくて、
山に行く気になれないだろうし、
私も当分はいけないだろうと思います。

山から下りてツイッターなど見てみると、
まあ、ひどい話がてんこ盛りで、
シャバに戻ってきたなぁと思いました。
山はあんなに綺麗なのに、下界はひどいもんです。