松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

双六岳

昨夜は11時半頃家に帰ってきました。
最初から波乱含みの山行きで、
どうなる事かとハラハラの連続でした。
しかし、今朝は5時15分にうさぎに起こされて、
散歩に出ましたから、ふくらはぎが筋肉痛ですが、
まぁ無事といえば無事です。

金曜日はむすめが半休をとって、
夕方5時頃出ると話していたのに、
仕事でトラブルが発生して、
会社を出れなくて、
遠いからやめにしようと言ったのですが、
意味わからん、と怒られて、結局
娘がうちに来たのが8時過ぎになりました。
ナビ氏の予想では5時間の走行!
夜行く宿は遅いチェックインオッケーとは言え、
12時までです、一時になると電話したら、
さすがにちょっと嫌そうでした。
ところが実際に着いたのはちょうど12時で、
3時間半の走行、かなり飛ばしました。
ここは想像以上いい宿で、お風呂は24時間かけ流し。
12時に露天風呂に入って寝ました。

翌日は朝ごはん、おいしい!を食べてゆとりで、
登山口に行ったのですが、登山者用駐車場というのが、
ややこしく、遠い山の上にあって、
そこから結構本格的な下りの山道を、
30分かけて元の場所に戻ったら、
1時間半くらいスタートが遅れてしまいました。
初日の行程は、7時間なので、双六小屋につけるか、
という問題が、、

わさび小屋から上の道は石コロの登りで、
私はだんだん足が上がらなくなり、
左の肩が凝って、そのうち気持ち悪くなってきて、
鏡小屋に着いた頃は、きりと汗でぐしゃ濡れで、
時間的にも私の体調的にも、
上の小屋まで登れそうにないと判断し、
鏡小屋に宿を変えてもらって、泊まる事になりました。
娘はこんくらい涼しいと全然平気と言うてました…
すぐに晩御飯になりましたが、
見た途端、今これ食べたら吐くだろう、と確信しました。
ご飯とお味噌汁を少し食べて、
あとのでかいコロッケだの春巻きだの、
全部むすめが食べました…

明日どうするか協議しましたが、
私はすっかり自信を失っていましたが、
とりあえず上の双六小屋まで登って、
山頂はそれよりまた1時間登るので、
帰り着かないから、諦めるという事になりました。

翌朝は素晴らしい天気で、リュックのベルトを、
腰にかかるように調整し直して、
6時に歩き始めました。
肩がまた凝ってきたらどうしようとだいぶ心配でしたが、
私にしてはかなりいいペースで登れました。
何と言ってもお天気が良く、どこもかしこも綺麗で、
本当に素晴らしい山です。
時間が押しているので、休憩も少なめで、
下り始め、登山口に戻ったのは4時。
10時間歩き通しでした。

これなら家に帰り着くと思ったのですが、
途中で腹が減ったと、サービスエリアで、
娘が生姜焼き定食!を食べたり、
大月のあたりで、渋滞で2時間もロスして、
家に着いたのは11時半というわけでした。

私のような初心者にしては結構高い山で、
双六小屋で2600メートル、頂上は2800ですから、
完全に風景が山渓でした。
植物や地衣類もバリエーション豊富で、
大変綺麗でした。
帰りに雷鳥の三羽連れに遭遇。
1号は大きく3号は小さいので親子連れのようでした。
嫌がりもせずどんどんそばに出てきて、
1メートルほどの至近距離で、
じっくり眺めることができました。
夏羽ですが白いパンタロンスタイルですごく可愛い。

しかし今回、私は娘が心から恐ろしいと思いました。
だって先週は金曜の夜船中泊で、
三宅島に行っていたらしい…

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鏡小屋の前の池、すごい鏡っぷり!

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夕方の槍ヶ岳、中央右よりの雲間に輝いている