松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

プリゴジン

プリゴジンという人は、

西側には居ないタイプの興味深い人です。

民間軍事会社ワグネルのボスで、

金持ちの実業家でもある。

資本主義の経済活動と、

祖国愛や人に対する優しさみたいなものが、

矛盾なく同居しているのは、

ロシアならではではないかという気がする。

囚人の希望者を訓練して、

兵士として働いた後は罪を償ったとして、

自由の身にするシステムなど、

その発想に驚いた。

しかしこの人の演説は、

いつも何か心に響くものがあって、

私は好きだ。

国軍との不仲説だの、

色々なニュースに事欠かなかったが、

結局アルテモフスクの解放は、

ワグネルの手でもたらされた。

元囚人かどうかは知らないが、

ウ軍の攻撃の続く中、命がけでかばいながら、

地下室に隠れている住人を、

避難させたり、ワグネルの兵士に、

感謝する人々の声は、

私のみた動画の中にもたくさんあった。