松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

「希望」

これは娘が送ってくれた新聞の画像です。

読めるでしょうか。
経済学者の玄田有史さんの「希望学」についての言葉です。

希望は「夢と希望」などとセットで使われたりもしますが、
夢はともかく希望はちょっと落ち目になった印象があった。
ごく最近「希望があれば大丈夫」と言っていたのは、
奥田愛基さんのお父さんでした。
こういう使われ方久しぶりに聞いた気がして、
印象に残った。

この記事の中で大変に驚いたのは、
水俣」のくだりです。
水俣の事件は、病気の、障害の重さ、環境破壊の深刻さ、
企業と国がセットになってやった暴力的無策、差別、
どれをとっても絶望的な出来事でした。
その中でそんなに多くの希望が語られていたとは!

「希望は苦しみや悲しみから生み出される」と。
そう簡単にただでてにはいるものではなかったのか!
夢は叶う叶わないは別として、いかようにも見る事はできる。
それに比べて、
希望は苦しみと引き換えに手にするものであるらしい。
だからこそ「効く」のかもしれない。

娘にどこの新聞かと尋ねたら、「信濃毎日新聞」と!
先日出張で上田に行ったというていたから、
その時に読んだものらしい。

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