松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

産業革命!

言葉の意味を良くも知らずに、
平気で使っていたりすることは、
私には良くあることですが、
今回あの本を読んでいて、
ついにすごいことがわかったぞ。
イギリスのあれ「産業革命」の意味です。笑
この年になって初めて、
あれがいかに革命的であったかがわかって、
結構びっくりした。
それにこれ現在の私の状況にも、
実は大きく関わっているような…
あの有名な「産業革命」笑

本当の知識

湿地帯中毒の中島さんが、
知識はやっぱり大事、知識がないと守る事もできない、
というような内容のツイートをしていて、
ふと考えた。
(ここでいう守るものは水生生物などの生き物だ。)

私は知識について書くときはいつも、
「沢山あればいいと言うわけではないが、」と、
但し書きをつけてしまう。
それは、明らかに知識を沢山持っていると思われる人の中に、
素晴らしくない人たちが散見されるからである。
ここに来て、そうかあれは知識ではないのかもしれないと、
思い至った。

知識とは自分の体の中に受け取ったら、
何かの折に自由に取り出して、自分の考えや行動の、
指針にしたり、参照したりできるものである。
答案用紙に書き写すだけの物は、
知識とは言えないのではないか。
やはり本当の知識は、あればある程いい!
以前も書いたかもしれないが、
宮本常一が車窓から家並みを見て、
読み取れることは膨大である。
私にはただの色や形としか見えないものが、
実は様々な意味を持っていることを、
多くの知識を参照して、瞬時に読み取るのである。
宮本さんでなくても網野さんや森浩一先生でもいいが、
知識とはそういうものである。
私たちが本を読むのは、
自分の力では読み取れないものを、
見せてくれるのが面白いからであろう。

ネトウヨ的な人の言うことを聞いていると、
そのあまりにも貧相な知識におどろくことがある。
知識があったとしても、聞きかじりの、
記事のタイトルだけという程度である。
それで大威張りで罵倒したりするから驚くほかない。
この時代、正しい知識を身につけなければ、
繰り返される嘘に騙されるだけである。

山に行って思うのは、
私に奇人や丸山先生ほどの知識があれば、
あの美しい蝶が何かすぐにわかるのに…
あの鳥がなんという名前か知りたいのに、と思う。
(鳥に関しては随分絵を描いたので、
外観と名前くらいの知識はあるのに、
目が悪くて同定できない、使えない、本当に残念!)

知識があれば楽しさ倍増だし、
知識をうまく使えば雪だるま式に増えていく。
そして、愛する事も守る事もできるのだ。

ベネズエラ!!!

【肉不足の解消目指し、国主導でウサギ繁殖計画】第一弾として貧困地区を対象に先だって子ウサギを配給したが、住民たちはペットとして名前を付け、一緒に寝るなどかわいがってばかりいるという。

強烈な実弾が飛び交っても、
チャベスを支持し続けたベネズエラの人たちを尊敬していたが、
またもや可愛いことしてくれて愛が深まってしまう。
先日は貿易決済を人民元中心に転換するという話を見て、
アメリカが本気出して潰してくるんじゃないかと心配している。
ベネズエラ頑張れ!
子ウサギ可愛がれ!

「これがすべてを変える」4

CO2を作り出す化石燃料をなぜ使い続けるかというと、
化石燃料企業が掘り出し続けているからである。

それも今や従来のやり方で掘れる場所はもうなくて、
深い岩盤の中に入っている天然ガスを取り出すフラッキングなど、
環境負荷のひじょうに高いものに移ってきている。
ラッキングについては以前世界で詳しい記事があったが、
掘ること自体でCO2を大量に発生させるうえ、
大量の薬剤化学物質で、土地や水を汚染させる。
すでに農業に影響が出ているほか、
家畜や人にも様々な健康被害が出ている。
そんなことは一顧だにされない。
企業は株主に今年度同様来年も、
掘れる鉱脈を持ってますよという指標を出さねばならない。
この埋蔵量置換率100以上でなければ、
株主は離れていってしまう。
企業は何が何でもこれを維持し、掘り続けなくてはならない。
これに歯止めをかけることができるのは、
国が規制をかけることだが
環境問題に理解があった、期待されていたオバマも、
さんざん引き伸ばした挙句有効な手を打てなかった。
メルケルもそうである。

なぜかといえば、これらの企業が大金を、
ロビー活動、選挙資金の献金などに使う。
また回転ドアと呼ばれるシステムで、
企業のトップが、政府のメンバーになっており、
不利な政策をことごとく潰しているからである。
気候変動は左翼のデマであると言う系の書籍のほとんどは、
燃料企業からお金の出ているシンクタンクなどによって、
出版されており、世論の誘導にもおさおさ怠りない。
国連の気候変動に関する会議で決定された、
拘束力のない決議などには、ビクとも株価は変動しない。
株主も企業も力強くこれらを無視するほど、
自信を持っているからである。

 

また台風が…

先日に山のお天気の件で、
大変お世話になった優しいあのふくだが、
今度は北アルプスに行くというのに、
台風がすごいコースで来ている。
あの時は具体的にお願いしてくれと頼んで、
右に曲がる、スピードを速める、
この二点を頼んでもらったのである。
今度の台風はすごい右に曲がってくる…
もしかしてあの時のお願いが、
頭から離れないんじゃないかと、
気をもんでいる。
私としては、あれは忘れろ!忘れてくれ!
と念ずるばかりである。

私が全然たべれなかった晩御飯と(鏡平小屋)、
山小屋離れしたオシャレ気味なケーキセットです。
これは美味しくいただきました。(双六小屋)

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関連記事

fc2に比べてはてなブログの方が、
使い勝手がずっといいので、
引っ越しをしようと思って、
はてなを始めてもう一年になる。
引越しはけっこう面倒なので延び延びになって、
現在、機械的に二つに同時にアップしているわけである。
はてなももう一年が経った。
fc2はなんと始めたのが2009年だから、
もう8年目になる。
いずれも絶賛不人気なブログであることは間違いないが。

はてなブログでは、関連記事というので、
過去のものが幾つか出てくる。
これは多分単語で引っかかってくるので、
特別に関係が深くない場合もあるが、
これを見てそういえばこんな話も書いたなぁと、
懐かしく読むことがある。
とにかく一口サイズで短いが、
数が多いので自分でも忘れているものが多い。
結構面白くて「さすがに本人とは趣味があうなぁ」と、
感心する。笑

フロンティアスピリッツ!

本はまだ途中だが、
驚くほど多様な生物が奇跡のような進化を遂げて、
繁栄するこの地球を、お釈迦にするとしたら、
主犯はアメリカだと思う。
アメリカというのが語弊があるならアメリカの作り上げた、
経済システム、文明の形、それを津々浦々に、
強制的に広げたことが原因であると思う。
これは前々から思っていたことが。

そもそもフロンティアスピリッツいう奴がいかん。
昔何で読んだか忘れたが、
アメリカの西部開拓時代の話。
血の滲むような苦労をして原野を切り開き、
耕地ができて小麦だのとうもろこしだの、
植え付けられるようになる、そうすると、
その場所は捨てられ、より奥の次の場所に行くのだと。
そうやって見捨てられた家と土地がいくつもあったらしい。
何らかの理由で住めなくなったから、
見捨てられたわけではなく、
「住めるようになったから」捨てられたのである!
フロンティアそのものが目的なのだ。
征服することに対する欲求がとにかく強い。
アメリカのキリスト教原理主義のかんがえも、
人間が世界の頂点であって、
なかんずくアメリカ人でなくてはならん。
こういうセンスは、
ごく良心的なリベラルな人の言葉の中にも、
ポロリちらりと出てくる。
「我々の内なる細菌」にあったのは、
第二次大戦の前後、ペニシリンの実用化に成功し、
原爆の投下で威力を確信したころ、
アメリカ全体がその技術力で世界を制覇したという、
全能感にわき返ったと。
その後大量生産大量消費のイケイケの時代に。
こう言う考え方が覇権主義の根底にあると思う。
強さへの憧れ、ネガティブに言えば好戦的で謙虚さなどない。
ま、ポジティブに言えば、常にポジティブってことか。
彼らにとって、
人間の先端技術で解決できない気候変動のために、
経済活動を停滞させることは、
敗北でしかなく決して認められるものではない。