松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

金魚

本日は久しぶりに涼しい。
嬉しい。
連日暑い暑い毎日で、庭の甕の金魚も、
茹だってしまうのではないかと、
水やりの時に、少し冷たい水を入れてやっている。
私の「必ず思い出すシリーズ」の一つだが、
金魚の甕に水を入れてやる時、
必ず思い出す言葉がある。
これは有名だからみんな知っていると思うが、
「いせのへいしはすがめでござる」
というやつである。
平のなんとか盛だかが斜視であったのを馬鹿にしたものだが、
伊勢の平氏と瓶子、すが目と素甕がかけてある。
私はいつだか忘れたが、
これを知った時、余りにもうまいなぁ!!と、
感動したせいで忘れることができなくなった。
金魚の居る瓶子は素甕ではないが、
多少は甕肌からの蒸発があると思うから、
それなりに水は冷たさを保っているとは思う。