松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

「世界」から種子法

この4月から種子法は廃止されたわけだ。
日本では現在300品種以上の米が作られている。
この多様性は種子法のおかげで可能だったわけで、
世界的にも種子政策の成功例と評価されていたという。
このような法律が「規制改革推進会議」によって
「民間企業の投資意欲を阻害する」!
という理由で廃止された。
「規制改革推進会議」はTPPを巡る日米協議の中で、
安倍政権が設置した。
米国や多国籍企業の要望を、
取り入れるために作られた組織である。

初会合2016年9月12日
種子法廃止提案、10月6日
これを受けた閣議決定、2017年2月10日
廃止決定、4月14日
そして1年後には廃止されたというわけである。
議論もなくマスコミに取り上げられることもなく、
多くの農民市民も知らないうちに、
この世からなくなった。